ボクは、大きな勘違いをしていました。
ちょっと前まで、「環境さえ整えれば強いチームができる!」と考えていたんですが、それはちょっと違うんだなと思った次第で、自分のチームのつくり方について考えなおしました。
環境を整えると、強いチームは作れない。
ボクは、現場を預かる人間として、ひとつのテーマを持っています。
それは「いかにして強いチームをつくるか?」ということ。
強いチームとは、いろんな仕事に対して「基本の徹底」と「変化への対応」が個人レベルでも、グループ単位でも実践されるチームです。
そのために、ポジティブな未来を伝え、メンバーができるだけ働きやすい環境を整えたり、いろんな状況で矢面に立つようにしてきました。
しかし、それではいけないことを実感しました。
修羅場なくして、強いチームは生まれない。
何でもかんでも条件の揃った環境があるほど、世の中は甘くありません。
働きやすい環境であれば、良いパフォーマンスを出すことはそんなに難しくありませんが、真の力が必要なのは修羅場になったとき。
状況が一転して、ピンチになったときは、一人ひとりのズレや甘えが表面化して、チームがバラバラになる可能性もあります。
営業職の頃の話。
日々クレームや突発的な事故で追い詰められ、チームで力を合わせて何とかするようなことがよくありました。
そのときは、「もっと、計画的に動けるような、働きやすい環境で働きたい。」と思っていました。
環境を整えすぎることは逆効果かも。
しかし、よくよく考えてみると、修羅場ってとても大切なんです。
南の島のあたたかい海で浮き輪をつけて泳いでいたところで、強くなるはずもありません。
そして見ていると、南の島のあたたかい海しか知らないような人に限って「こんなところで仕事はできない。こちらにだって、権利がある。ちゃんと自分たちのことを考えてくれているのか!」とギャースカ言い出します。
逆に、日本海のような荒波のなかを知っている人は、チームで力を合わせて乗り越えるようなことがチームを強くすると感覚的にわかっているのでとても強いです。
もちろん、日本海のような環境の中で衝突や葛藤もありますが、そういった修羅場を乗り越えることで、一枚岩の強いチームができるのだと思います。
環境を整えすぎることも考えものですね。
◆近況報告◆
今日は、10年後に向けた戦略を考えます。
1日1新:なし。
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