柔道は、受け身から入ります。
相手を投げること、投げられないようにする前に、なぜ投げられるための受け身から入るでしょうか?
なぜ柔道は受け身から学ぶのか。
理由はふたつ。
ひとつめは、受け身を知らないで投げられれば、立ち直れないほどの致命傷になるからです。
致命傷になれば、そこでジエンド。
しかし、致命傷を被らなければ、起き上がって、何度も何度も立ち向かうことができて、強くなれます。
二つ目は、投げられてこそ投げ方がわかるからです。
いくら話を聞いても、懸命に本を読んでも、やってみないことには身につきません。
相手に何度も何度も自分が投げられて、自分でもタイミングや力の入れ具合がわかります。
だからこそ、受け身を身につけることが大切なわけです。
子供と話していてわかったこと。
先日ふとした時に、”転ばない方法”を子供に話している自分に気がつきました。
柔道でいうなら、”投げられない方法”を話しているのです。
柔道で投げれるのは痛いし、良いものでもありません。
それと同じで、子供が失敗するを見るのは、親としても嫌なものです。
けれど、「転ばない方法」を最初に学んでも強くなりません。
転ばないと強くならないし、転んでも何度でも立ち直れるように、親としては”受身”を教えることが大事です。
転んだあとが大切。
「転ばぬ先の杖」や「石橋を叩いて渡る」的なことを教えるのも大切ですが、「成功か失敗かは、転んだ後が勝負」なわけです。
失敗してもダメージを最小限にできる”受け身”を伝えて、もう一度チャレンジする素地を伝えていこうと思います。
転ぶことこそが勉強、立ち上がることこそ勉強ですから。
っていうか、自分にも当てはまりますね。。
◆近況報告◆
今日もいろんな打合せです。
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