前向きに考える方が良いことは、誰でも知っています。
でも、なかなか身に着けられないんです。
さらに、身に付ける方法は人それぞれで、ひとつではありません。
だらからこそいろんな方法や切口があり、本屋さんにいけばその類の本がズラリと並んでいます。
ボクも、自分なりに前向きになる方法を編み出したので、ご紹介しておきます。
稽古での追い込み。
その昔、ボクが柔道をやっていたときの稽古の話。
「もう限界だ~」と思うところまで追い込まれて、そこからさらに追い込まれます。
毎日毎日、追い込まれます。
そのときに、どう考えるか?
A君の場合。
「よし、やるなら、やったるぜ!」と心を奮い立たせて、気合いで相手に向かっていきます。
B君の場合。
「もう限界だから、早く終わってくれ。。」と心が折れながらも、稽古を続けています。
さて、どちらの方が強くなるでしょう。
当然、A君です。前向きですもんね。
そう思えるようなるのは、段階的だった。
「A君の考えの方が強くなるのなんて、誰でもわかるよ。」と思うあなた。
ボクも、頭ではわかっていました。
でも、ボクは実際のところ、常にB君タイプの考えでした。
理由なんてありません。
考えようと思っても、前向きになれない。。
「A君のように考えるのはよくわかる。。けど、とにかく早く終わってくれ。。」と考えてしまいます。
「強くなりたくないのか!」「気合が足らん!」と言われればそれまでですが、とにかくキツイ。
でも稽古が終って、帰りにみんなでワイワイ飯でも食っていると、「もうちょっと、やったるぜ!と前向きに考えよう」と思うも、また次の日の稽古で追い込まれて「とにかく早く終わってくれ。。」と考えて、、稽古が終わると「もうちょっと、やったるぜ!と前向きに考えよう」と思い、、と同じ考えの繰り返しです。
ゆとりがあるときは前向きに考えられるけど、追い込まれるととても前向きにはなれないんですね。。
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
だからといって、前向きに考えないことをやめてしまうと、一生前向きにはなれません。
だから、人と会ったり、美味しいものを食べたり、ゲームをしたり、合コンしたりして、上手に前向きに考えられる状態をつくり、キツイ稽古中に備え、稽古中に無理矢理にでも前向きに考えようとすることが大切です。
そして無理矢理にでもその思考を繰り返していると、ちょっとだけ「おう、もうちょっとやったるぜ!」と思える回数がちょびっとだけ増えてきます。
そして、それが月に1回が2回になり、週に1回が3回になり、といった感じで段階的に増えていきます。
ゆとりがあるときに前向き度が3歩進んで、追い込まれると2.99999999歩、ときには5歩下がる感じです。
何が言いたいかと言えば。
結局のところ、前向きに考えることが良いのは、誰もがわかっています。
「考え方を変えた方が良い。自分を変えた方が良い。」というのも、とてもよくわかります。
「よし、今日から変える!」といっても、実際目の前にあることにぶつかり、倒され、「ああ、無理だ」と思うこともあるでしょう。
っていうか、その方が多いはず。
でも、それで良いんだと思います。
その中でもがいて、苦しんで、後で振り返ると、ちょっとだけその考え方が身に着いているんです。
その”ちょっと”は、続けていないとわかりません。
”手軽に”とか、”誰でも簡単に”なんていうことはありませんし、もしあったとしても薄っぺらいものです。
前向きになるには、「前向きならこう考えるだろうな」と考える回数を増やすこと。
実際に前向きになれなくてもいいんです。
ただ「前向きになら、こう考えるだろうな」と考えるだけです。
それが難しければ、「前向きなあの人なら、こう考えるだろうな。」でOKです。
最初は前向きに考えられる状態で考えて、キツイときにも無理やり「前向きなときなら、こう考えるだろうな」という思考を呼び出す。
すると、あるときその思考が定着してくることに気が付きます。
とにかく、コツコツやることに勝るものはないなあと思った次第で。
ああ、前向きになろうっと。
◆近況報告◆
今日は、いろんな会議。夜は勉強会に参加予定。
1日1新:なし。
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