来期予算の立て方で、その責任者の仕事への姿勢がわかる。

投稿者: | 2016年2月7日
437c5d06bf4b15314fb0d8e69f1c7b81_s 3月決算の会社は、この時期に来期の予算を組む方も多いはず。 ボクも今、予算を組んでいます。 (予算の組み方は、以前のブログで取り上げていますのでよかったらどうぞ→今さら聞けない予算の作り方。僕が来年度予算を作るときに考える順序。) で、予算で思ったことがあります。 それは、「予算の組み方で、その人の仕事への姿勢がわかる!」ということ。 さて、予算の組み方で何が見えるのでしょうか。

計画をつくることにワクワクしてる?

予算の時期になると、「ああ、忙しくなるなあ。大変だ~」と言う人がいます。 確かに、いろいろなことを調整したり、算出したり、専用のソフトの使い方を覚える必要があったりと手間はかかるかもしれません。 でも考えてみましょう。 正月に今年の目標を立てる時に「ああ、今年も始まった~。目標を立てなきゃいけないわ~」と言う人は、きっとその年にアクションすることはなく、ただ現状に流される可能性が高いです。 それと同じで、自分の計画にワクワクしない人の仕事がおもしろくなるはずもありません。

普段から考えていれば、簡単につくれる。

「ああ、来期の計画を作らなきゃ。」と、提出期限が近くなってから予算をつくる人がいます。 それは、つくる時期になってから考えるから大変なのです。 普段から「こんな課題があるから、アレがしたい」、「こんな需要がありそうだから、これを試したい。」と考えていれば、簡単につくることができます。 仕事は、常に前倒しですね。 厳しい言い方をすれば、30分でパパっと100個の施策が出てこなければ、普段から考えていないだけ。 怠慢です(自分の耳が痛い。。)。

予算とは覚悟の現れである。

予算は、ご存知の通り、事業計画を組み、投資計画、施策を考え、人員計画をつくり、売上予算から収益予測を出します。 そこで昨年実績対比101%というような予算を出しているような人は、ほぼ予算を達成することはありません。 それは、現状維持を一生懸命しようとしているからに他なりません。 現状維持とは、衰退のことです。 一方で、会社なので現実からかけ離れた予算ではいけませんが、大きな予算を書いてくる人もいます。 そういう人は、しっかりと自分の中で成長戦略を描いています(大きな予算を組んだから考えたのか、考えたから大きな予算を組んだのかの順序はわかりませんが)。 そして、その成長戦略が覚悟を生み、その人の思考や仕事への姿勢を変えていきます。 予算を通して、いろんな人の思考や仕事への姿勢がわかります。 もちろんボクは、現状維持では考えないようにします。 課長・部長のための予算作成と目標達成の基本
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