リプレイスは、メンバーの覚悟の度合いで成功の可否が決まる。

投稿者: | 2015年12月13日

kakugo

今、とあるリプレイス(システムの引越しみたいなやつ)のプロジェクトに加わっています。

その中で見えたこと。

見た目は同じでも中は違う。

世の中にはいろんなWEBサイトがあります。

それらのWEBサイトは、見た目はそう変わらずとも、その作り方や裏側の運用方法はみんな違います。

見た目が同じ家でも、その耐震性や土台の強固さは違います。

また、リフォームをするにしても、鉄筋や2×4みたいに工法が違えば、可能な間取りが異なります。

さらには住んでいる人によって、家の中の使い方も変わってきます。

リプレイスをする中で顕在化する問題。

リプレイスをするには、現状の業務の流れや仕組み、システムの機能などを整理する必要が出てきます。

そして、どの業務がどこに関連して、どんな機能を使っていて、何を根拠にどの意思決定をしているのか、みたいなことを紐解いて、ひとつひとつ決めていく作業をします。

この作業をしていると、今の会社の問題や現場の運用方法、そしてもっと深いところの組織体制や評価システムでの問題が顕在化してきます。

「え?そんな運用しているの??」「そんな面倒なことをやっているの?」

それはボクも同様です。

ボクも営業現場でグレーなことをたくさんしていたので、紐解かれると困ることはたくさんありました。。

そこで見える覚悟。

問題が顕在化すると、その解決や意思決定に対しての姿勢や考え方で、その人の本気度が見えます。

問題を解決するには面倒な作業が出てくるので「とりあえず現状で進めよう」的な問題先送りをする人、現場のグレーな現実を知って解決策も考えずにただ怒り出す人、新たなシステムを入れるにあたって何かを捨てる意思決定ができずにややこしくする人、今までやっていなかった運用に過度に反応する人、などなど。

問題を目の前にして、”未来を考えている人”と”自分の都合を前に出して来る人”に大きく分かれます。

構図的には、”自分の都合を前に出して来る人”がグチグチ言ってやらないことを、”未来を考えている人”が覚悟をもってひとつひとつやっているような感じです。

しかし、悲しいかな、チームの構成比が、”自分の都合を前に出して来る人” > ”未来を考えている人”だと、リリースする前に失敗することは確定したようなものです。

”自分の都合を前に出して来る人”の気持ちもわかりますが、誰かがやらないと進まないし、未来を創ることはできません。

お客様にどんな価値を提供したいのか?

自分たちは何をしたいか?

そこを忘れて、自分の都合ばかりを出していませんか?

やると決めたら、やるしかないと覚悟を決めてひとつひとつやるしかないんです。

そう考えると、すごいシステムや先進的な機能もいいですが、何かあったら自分で全部何とかするくらいの覚悟の方が100倍大事ですね。

自戒の念を込めて。

 

◆近況報告◆

今日は、チェルシー(?)サッカー教室参加など。

1日1新:かちどきフットサルコート。

 

人見知りなボクですが、お気軽にコンタクトしてください。
ご意見、ご感想、サシモニ、ランチなどのお問い合わせはコチラ!