以前の営業のときに、「会社は自分の意見を聞いてくれない」「会社で意見を言う場すらない」と言う人がいました。
「じゃあ、今、意見言っていいよ」と言うと、「今はちょっと。。」と用意をしていない。
さて、これをもってしてどう思うでしょうか。
5分で伝える。
外資系の企業に勤める友人に聞いたことがあります。
その会議では、一人の持ち時間が5分と決まっていて、その中で自分の言いたいことを伝えるそうです。
5分でより濃い内容を伝えようと思ったら、一目でわかる資料を用意したり、伝える順序や段取り、質問の想定をする必要があります。
そして、その内容や考えを会社から評価されると同時に、その人のイメージを作られます。
友人もそのことを理解しているので、その5分のために、多くの時間を投下して、自分の伝えたいことをよりわかりやすくまとめて、聞いてもらえるようにしているに工夫しています。
それが自分の評価。
一方、冒頭に書いたように「自分の意見を聞いてくれない」「せっかく作ってくれた資料に目を通しもしてくれない」「そもそも打合せをしてくれない」と言う人が稀にいます。
ここで思うのは、厳しい言い方ですが、それがその人の今の評価です。
人は、いろんな場面でその人のリアクションを見ているものです。
「あいつはの言うことはおもしろい。」「いつも前向きに協力してくれるやつだ。」ということであれば、きっと意見を求められるだろうし、資料も真剣に見てくれるハズだからです。
結局は、その人の積み重ねてきたもの。
きっと、その評価を不満に思う人もたくさんいるでしょう。
「上司はなんてバカなんだ」「オレの言いたいことをなんでくみ取ってくれないんだ」と思うのもわかります。
しかし、ここでちょっと考えてみてください。
今まで自分の意見を伝えるために、どういう工夫をしてきましたか?
打合せだからといって、とりあえず参加していませんか?
みんなにとって有益な情報を自分の足で本当に探していますか?
プロ野球選手は、試合で使ってもらえるように、そして試合に出られる少ないチャンスで結果を残せるように膨大な努力をしています。
会社員だって、同じように少ないチャンスをモノにできるように、普段の仕事の態度、日々の取り組みや成果、そういったものが積み重ねるべきです。
それを「くみ取ってくれない上司がバカだ」「言いにくい雰囲気を作っている上司が悪い」といっていては、恐らくずっとチャンスは回ってきません。
会社でも何でも、そんなに甘いものではありません。
◆近況報告◆
今日は、外部の打合せ、役員打合せなどです。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。