会社経営されている人と話ししていて思ったことがあります。
それは、「権限委譲ができない会社は生き残れない」ということ。
これは人が多い会社にある致命的な弱点です。
着手するのは、組織のスリム化と権限委譲。
「ビジネスはスピードが大事だ!」と口では言うものの、実際に動いている会社はどれくらいあるのでしょうか。
「スピードをあげる!」と言うと、「受注から納品までのリードタイム」や「今やっている業務のスピードを上げる」といった業務改善レベルのことをイメージするかもしれません。
しかし、これは大きな間違い。
自分たちのビジネスのスピードを上げるためにすることは、”業務の改善”ではなく、”組織のスリム化”と”権限委譲”です。
ガバナンスを取り違えた結果。
企業はガバナンスの観点を取り違えて、何をするにもとにかく”承認”や”いろんな部署の調整”が入ります。
このため何かやろうとしても、何人もいる権限者が出張や捕まらないと、決裁や決断がドンドン遅くなります。
ビジネスをするにあたって「社に戻って調整します。」というA社の担当と、「わかりました。私の権限で何とかします。」と言えるB社の担当。
あなたならどちらと仕事がしたいですか?
ボクであれば、後者と取引がしたいと考えます。
生き残るために会社は何をするべきか。
のんびり商売ができる時代ではありません。
その時代に権限が無いため返答に3日も4日もかかる会社と、その場で決断して次の一手を打てる会社では、とてつもなく大きな差が開きます。
それにも関わらず、「いやいや、チェックして検討しなければいかん」と権限委譲をしない会社や、何をするにもいろんな部署を通すような会社は、生き残れない可能性が高い訳です。
ビジネスのスピードを上げるために組織体制をスリムにして、現場へ権限委譲をすることが大切です。
◆近況報告◆
今日は、いろんな打合せです。
1日1新:なし。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。