いろんな施策を考えていて思ったこと。
それは、組織にありがちな落とし穴です。
実は、施策自体が悪いのではない。
店舗を持っている会社にありがちなECの問題。
店舗がある会社の多くは、ユーザーに利用場面によって店舗に来てもらったり、ECを利用してもらったり、いわゆるオムニチャネルとしてのメリットを出したいと考えます。
なので、そのための施策を実施しますが、ボクが見ている範囲ではうまくいくケースが少ないです。
うまくいかないと「施策が悪い」となりがちですが、実は、施策自体が悪いケースは稀です。
では、何がいけないのでしょうか?
サイドから攻めるならフォーメーションが大事。
息子のサッカーを見ていて思いました。
例えば、「サイドから攻め上がれ!」と戦略を指示しようとします。
そのためには、当然ですが、サイドから攻めるフォーメーションを組む必要があります。
サイドがスカスカのフォーメーションで、サイドを攻め上がることはできませんから。
さらに、一人ひとりが自分のプレーを思う存分発揮できるように考えることも大切です。
実は、これと同じように、何か施策を打つのであれば、その施策を打つための組織体系が必要だということです。
そして、その部署毎にメリットが落ちるようにしなければ、いくら優れた施策でも実際に運用する人が積極的に動くことはできません。
施策にばかり目を向けるな。
戦略や施策を押し進めるには、その内容よりも、実は組織体系であったり、評価システムを整備する方が大切です。
いくら優れた施策でも、自分たちの部署の売上にならなかったり、メリットが無ければ、たとえ「会社全体を考えて動け!」といってもその部署の人は表面的にしか動きません。
マーケティングというと、「どんなプロモーションにしようか?」「どんなDMにしようか?」と集客中心に考えてしまいますが、実はそれをするためのフォーメーションや自分たちのメリットが明確になっていない場合が多いです。
なので、ボクの中ではマーケティングには、組織体系も含まれると考えて、組み立てをしようと考えています。
◆近況報告◆
今日は、家のこといろいろです。
1日1新:なし。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。