誰もが頭を悩ます新人の教育。
その人自身の性格や取り巻く環境があるので、「コレをやればうまくいく!」ということはなかなかありません。
その中でも何かを身につけるためには、こうした方がいいんじゃないかと思うことは、「ちょっと遠回りをする」ということです。
まずはやってみさせる。
新人に、仕事を一から十まで教えても、理解は進まず、なかなかうまくいきません。
それよりも、まずは致命的なダメージを受けないようにやらせてみる方がいいです。
致命的なダメージのレベルは、人それぞれ違いますが、大人であればそれなりの耐性があるはず。
その範囲内で、まずは、やらせてみることが大切です。
営業職の新人であれば1週間ひたすら新規飛込み営業でもいいし、企画職の新人なら2日で事業計画を作ってプレゼンでもいいし。
まずは、どうやっていいのかわからない仕事を「やり方は、自分で考えてね。ただここだけは気をつけてね。」という感じで任せてみます。
先回りより、試行錯誤。
やり方も教えずに仕事を任せると、「そんなのムリです。」となります。
確かにその気持ち、よくわかります。
特に、大人だと失敗したくありませんから。
ここで大事なのは、失敗して、自分でどこがわからないのか、どこでうまくいかないのかを体験してもらうことです。
新規営業であれば、アポの取り方がわからないのか、リード(見込み客)の取り方がわからないのか、初めて訪問するときに何を話せばいいかわからないのか。
そういったことを先回りしていろいろ教えてしまうこともいいですが、自分で悩んで試行錯誤しないと、体験知としての血肉にはなりません。
遠回りに見えて、一番身に付く。
そして、当然ながら、行き詰まると思います。
そこが、自分なりの体験やヒントを伝えるタイミングです。
行き詰まったときに、そのやり方や解法を教わると、その重要性が理解できて、身につきます。
そういった一見遠回りをしないで、直線的に教えて進んでもらいたくなります。
しかし、その遠回りをさせることが、一番身につく方法だと思います。
◆近況報告◆
今日は、いろんな販促施策を考えます。
1日1新:しらすおにぎり。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。