モノを売る方、買う方の両方を経験して思うことがあります。
営業の頃、受注を請けるためには、価格は重要なファクターでした。
コストを抑えようと値段が安いところに発注するのはわかりますが「なぜ値段が安いの?」と考えることが必要です。
値段が安い理由をまとめてみました。
戦略的に安くしている。
ボクが新規開拓をしていたときは、コレが一番多かったです。
とにかく最初の取引をしてもらうために、競合他社と同じスペックやサービスで、より安くするのです。
一番わかりやすい価格が下がれば、担当者も仕入先の切替えがしやすい訳です。
しかし、ここからキチンと利益を生むようにしなければ、ただの赤字垂れ流しになります。
入り込んだ後に利益率の高い商品の導入や配送効率向上などで、利益が出るようにしなければいけません。
逆に買う側は、そのあたりをしっかり考えて、トータル的にどうなるか?全体最適としてどうなのか?という視点を持つことが必要です。
そもそも素材や加工賃が安い。
洋服でも、使っている素材が薄かったり、弱かったり、素材自体が安価なものであれば、安くなります。
さらに、それを作るための人件費、物流費などが安ければ、値段は安くなります。
ボクが営業の頃、お客様で「安いから仕入先を切替をしたけど、不良品が多くて大変になった」という話はよく聞きました。
買う側は、自分たちが使うにあたって、その素材や加工のクオリティー、物流の仕組みが十分かどうかの検討は必要です。
効率をあげて安くする。
他の会社と一緒に共同で行って物流効率をあげたり、共同で仕入でボリュームメリットを出せば、価格を安くすることができます。
ECサイトの運営に関する代行業やシステム屋さんのように、企業努力で作業自体を効率化して、1人時当たりの作業量を増やして、金額は安くしています。
ここは、最初の「戦略的に安く」して受注を承ってから、利益率を上げるためにできる努力の部分です。
買う側は、「なぜ安いのか?」をしっかり考えて、自分たちにとって適正化を見極める必要がありますね。
◆近況報告◆
今日も息子のサッカー合宿に参加。
1日1新:開かずのチョコボール
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。