仕事好きなので、いつでも実務的なことを考えてしまう今日このごろ。
実店舗や営業チャネルがある企業のWEBやECについての悩みについてエントリー。
店舗と営業にWEBがどう関わるか。
ボクは、EC事業やWEBを軸に動いています。
しかし、会社としては 全国に実店舗を構え、カタログ通販もやり、営業部門では卸を通したり、直接的にお客様にモノを販売しています。
そこに新たに”WEB”というチャネルを加えるとなると、「店舗や営業のチャネルとどうやって棲み分けするか?」「相乗効果を生むにはどうしたらいいか?」という悩みに頭を抱えます。
理由は、それぞれの事業部からしてみたら「子の時代ECかもしれないけど、自分たちの顧客をECのチャネルに持って行かれたら、部署の売上が下がってしまう」というジレンマに陥りながらも、結局は今までやってきたことを選択します。
その結果、いくら社長が号令をかけても、現場の各事業部とECで連携がうまく取れない場合が多いです。
ホントなら、顧客リストや店舗網、それぞれのノウハウを共有していければいいのですが、そのためには会社の組織体制や評価システム、売上計上のやり方などの大きな見直しが必要になります。
そして、そういう大きくて難しい問題は、なかなか前に動きません。
リソース使ってる?
そうは言っても、WEBやECを事業の中にうまく位置付けていくのがボクの仕事なので、今コツコツとしていることは、2つあります。
ひとつは、EC視点からの分析や情報提供です。
実店舗や営業のチャネルでどう活かせるかはわかりませんが、「ECやWEBから、こんな情報、あんな情報が取れるから、活用してみてね!」と事あるたびに提供しています。
それが何かに役立てば、営業や実店舗から少しずつ協力を得られるようになります。
会社全体で考えれば、ECへの集客に実店舗やいろんなチャネルのリソースを使わない手はありません。
そのリソースを全体的に使えるようにするには文化や部署ごとの慣習などのハードルがありますが、諦めずにアプローチしています。
何でも巻き取る。
もう一つは「WEB領域に限らず、面倒なことや新しいアイデアを求められたら、何でも受けること。そして、WEB領域からの意見を発信する。」です。
自分たちが発言する機会を増やせば、その可能性や必要性を知ってもらえることになります。
面倒な業務やどうやって進めたらいいのかわからないような案件は、どこの部署も腰が引けてしまいます。
なので、それらを一手に引き受けることで、自社のリソースをWEBで活用するために、戦略的に業務領域を広げていると言ってもいいかもしれません。
業務領域が広がり、自分たちのチームが欠かせない状態になれば、いろんな意味で仕事がしやすくなります。
そのために、コツコツ地味なことをする日々が続いています。
◆近況報告◆
今日は、息子の事情により家でおとなしくしている予定。
1日1新:フードショーの宮川鰻
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。