会社には、”根回し”という文化があります。
この”根回し”、ものすごく重要です。
”根回し”というと。
”根回し”というと、個人的にはズルいというイメージがありました。
決裁権限を持つ人の周囲の人に近づいて、事前に情報をもらったり、自分たちに有利に動くようにして、陰でコソコソしていて、正面から正々堂々と戦わないので。
しかし、あるときに”根回し”も重要だと思うわけです。
”根回し”を疎かにしては仕事はうまくいかない。
営業をしているとき。
新人の頃、価格でも内容でも勝っているように見えるのに、他社にどうしても勝てない時期があり「自分の営業提案のどこがいけないんだ!」と悩んでいました。
原因は、決済権限者に気に入ってもらえないこと。
ボクの言動や性格の悪さを見ぬかれるとともに、気心知れた従来業者の方を可愛がるのは当然です。
仕方がないので、決済権限者の周りの人と仲良くなり、その人たちに協力してもらって、時間をかけて、切り替えに成功したことがあります。
何となくズルい気もしますが、会社単位ではお互いにとって価値あることができたので、結果的には良かったわけです。
”何を言う”かも大切ですが、”誰が言う”というのもとても大切であり、まさにこれは”根回し”であり、ここを疎かにしてはいけないと気が付きました。
物事を動かすには、”根回し”も大切。
社内で進める案件が大きければ大きいほど、”根回し”は大切です。
”根回し”といっても、不正なことをする訳ではありません。
普段からいろんな人とコミュニケーションをとり、信頼関係を作っておくことがボクの考える”根回し”です。
いつも挨拶をしたり、何かしてもらったときに「ありがとう!」と伝えていれば自然と信頼関係ができるし、何かお願いするときもスムーズにいきます。
それを自分の都合でお願いしたり、お願いしたいときだけ近寄っても、当然”根回し”に協力はしてくれません。
物事を有利に進めるように”誰か”に”根回し”するには、日々の自分の言動の積み重ねから生まれる人間性があることを忘れてはいけません。
「あいつは、”根回し”してズルい」と言われることもありますが、それを「ズルい」というのは表面的にしか見ていないだけで、その人が「ズルさ」を発揮できるベースを積み重ねてきた部分を見落としています。
健全な”根回し”は、”信頼関係の構築”ということです。
◆近況報告◆
今日は、息子の宿題やら、いろいろと家のことをします。
1日1新:なし。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。