相談は相談にあって相談ではない #132

投稿者: | 2012年9月6日

今日は、部下とビックサイトで開催されているギフトショーへ。溢れんばかりの人集り。全く知らないマーケットの人の話を聞いて、ビジネスの可能性を考えてみたり、単純に新しくリリースされる商品を試してみたり、面白い発見ばかりでした!
今日の学び。
自分の仕事論。
「相談は相談にあって相談ではない。」
コレ、ボクが新規をしていたときに会社がどうやったら動いてくれるか考えていたことです。
新規開拓をするにあたり、当然ですが、会社内での調整も必要になってきます。新たに会社と会社が取引を始めるのですから、当然いろんな障害が出てきます。現状の業者さんよりメリットを出すために、社内のルールや決め事をアレンジしなくてもトントン拍子に進む仕事は、言い方は悪いですが所詮そのレベルの仕事で大きな仕事に発展することは、レアなケース。案件が大きくなればなるほど、社内でいろんな部署や条件の調整力が必要になります。
社内調整でのファーストステップは、上司への相談です。
どう相談するかで、その後の展開が大きく変わります。当初、ボクもここがボトルネックになって進まなかった案件は、数え切れません(汗)
よくやってしまっていたのは、「判断を仰ぐ相談」。
「こうしたらOKなんですが、どうしたらいいですか?」
「今の業者がこうなんで、ウチでもできますかね?」
「前例から考えるとダメだと思いますが、これどうでしょう?」
要は、それをやるかやらないかを相談してしまうパターン。
やる、やらないの判断を上司に任せてしまう相談では、前に進みづらいのは目に見えています。そりゃ上司だってすべての状況がわかる訳ではないから、面倒なことがあれば不安に思い、簡単にOKは出せません。それを「上司はわかってない!」と言えばそうかもしれませんが、それでは全く進んでいないし、完全に他責思考です。
そこで変えたのは、こう。
まず「自分はやる!」と決めてしまう。
相談してる風で上司を立てつつ、「自分はこうしたいので、こうやるためにはこうしたらいいと思いますが、いいですよね?!」という相談。コレは、とにかくやることを前提にしてしまって、いくつかの落とし所を決めて、それに対する裏付けや根回しをして、こういう条件でこうすれば会社にもメリットが出ますので、やらせてください!というスタイル。
ボクの中では革新的なスタイルでした。
上司も人間なので感情の波もあるし、タイミングもあるし、ロジックをしっかり作り、言い方を変えれば承認してくれることもあります。実際に、「赤字ですが、来年への投資と考えてください!」と頼みこんでやらせて頂いた案件もあります。
まずは自分の中でやる!と決める。それから、やるためのハードルを自分なりに考えて、そこをクリアできるように根回しておく。それでダメなら、あきらめる。
今日も一日感謝です。
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