仕事には、数字がつきものです。
その数値をどうやって利用するか?について考えてみました。
現状把握につかう。
日々いろいろな数値を見ている人も多いと思います。
売上、粗利、営業利益、販管費などの経営指標的な数値から、日々の訪問数、新規開拓のリード数、顧客毎の商品構成比率などなど。
そこで、数値に感情を加えてしまうと厄介なことになります。
売上が上半期で予測の半分しかいっていないのに、下半期のことをコップの水が「まだ半分しかない」「もう半分もある」と準えてしまう人も少なくありません。
「まだ」とか「もう」というのは、ただの精神論に過ぎません。
ここで数値を見るときに必要なのは、そういった「まだ下半期分ある!」なんていう感情でなく、上半期の数値を因数分解して、商品構成やアプローチ方法を組み上げることです。
モチベーションを上げるためにつかう。
一方で、数値を見てモチベーションを上げることもできます。
新規開拓をしていたときに、こんな統計を手帳に書いていました。
新規開拓を諦める訪問回数:11回
新規開拓で初受注するまでの訪問回数:13回
多くの営業マンは、通い始めてから11回目で「ああ、ここはもう駄目だな」と諦めるそうです。
しかし、多くの場合は、そこを乗り越えて13回目で初めての受注ができるという結果の数字です。
新規開拓をしていた頃、何回通っても受注できない会社もあります。
それは単に自分の営業力がないだけなのですが、それこそ2,3回通って受注できないからといって諦めていては仕事になりません。
実際に13回通うかは別として、この数値をすぐに諦めず新規顧客へ自分が足を運ぶための理由付けをするための道具としての使い方もあります。
数値の使い方は分けるべき。
「数字で考える」のは、とても大切です。
しかし、数値はただの数字の羅列です。
そこに意味をもたせるのは、人なんですね。
その数字から感情を排除して判断材料として活用する場合、一方でその数字からモチベーションへ転換する場合。
結局のところ、その2つを上手に使い分けることがビジネスでは大切なんだな~と思った次第です。
◆近況報告◆
今日は、娘の体操教室などなど。
1日1新:わさびまんじゅう。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。