人生に悩みはつきものです。
「悩みがない!」という人は、世の中にいません。
それぞれに大なり小なりの悩みを持ち、それに立ち向かっています。
先日、会社を辞める後輩の話を聞きました。
内容は「会社を辞めます!!頑張ります!」という前向きな悩み。
その話を聞いていて、ふと自分が昔悩んでいたことを思い出しました。
オレはイケてる。周りが悪い。
彼を取り巻く状況や仕事内容を聞いていると、個人的に「確かに新天地で頑張ったほうがいいも」と感じます。
しかし一方で、そういう状況になったのは、決して環境のせいでは無い部分がたくさんあるようにも感じました。
それは、ボク自身もちょうど同じくらいのときに悩んだことと重なります。
当時のボク自身は(大したことのない)問題を抱えて悶々とし、当時の環境に不満を持ち、目の前の仕事に100%コミットせず、転職活動もしたし、プチ週末起業もしました。
そこの根本には「今働いている環境が悪いのであり、オレ自身はイケてる。」という絶望的な勘違いがあったわけです。(彼はきっと違うと思いますが)
「どこで働くか?」より「どう働くか?」
当時のボクは、その絶望的な勘違いを持っていたが故に「自分のチカラを引き出してくれる環境(会社)に行けばうまくいく」と考えていた訳です。
なので、ボクの当時「どこで働くか?」を一生懸命に考えていました。
確かに人は環境によって大きく変わるので、「どこで働きたいか?」はとても大切です。
しかし今は、それに加えて「どう働くか?」がもっと大切だと思うに至ります。
影響力、積み重ね、組合せ。
以前、税理士の井ノ上さんの講演会で聞いた【影響力を発揮する働き方】という考え方にフッと腑に落ちたことがあります。(自分のブログの「【社内フリーランス】会社員こそフリーランスを知るべき」。)
「積み重ねてきたこと、積み重ねていること、それと環境をどう組み合わせて、自分なりの影響力を発揮しようかなあ。」
自分自身も今のポジションで影響力を発揮するために、そんなことを日々考えています。
彼も次の場所で、どんな影響力を発揮するか楽しみです。