さて、今日から多くの会社では新年度が始まります。
自分自身も新たなスタートを切れるように、この3ヶ月いろいろと準備をしてきました。
今日から、営業、実店舗、ECの幅広い意味でのマーケティングを展開していくので、そこから学んだことにも触れていきたいと思います。
ビジネスは、「儲け」と「おもしろさ」の両輪が無いと進みません。
そのあたりのバランスを考えてみました。
儲けがなけば、事業ではない。
ビジネスは、”儲け”がなければいけません。
慈善事業ではないので、”儲け”がなければ苦しくなる一方で、関連各所に多大な迷惑がかかる可能性が出てきます。
”儲け”を出すために、しっかりと管理、行動計画や改善を積み重ねることは言うまでもありません。
そうは言っても、管理だけではうまくいかない。
とは言っても、管理や計画だけ考えていては事業は成り立ちません。
「儲け」の管理や計画は数字で考えますが、数字ばかり見ていると”効率化”ばかりに目が行きます。
もちろん「効率化」は大切ですが、お客様にとってメリットとなる効率化をしないといけません。
よくある話。
オヤジさんが始めたハンバーガー屋さん。
手作りで、お客様とのおしゃべり、気分によって大盛りにしてくれる地元で大人気のお店。
しかし、一見”無駄”が多いようにも思います。
ここに経営学を学んだ息子が入って手伝うと、FLコストを考えて効率化に走ります。
目に見えない数値は無駄と考えて、セントラルキッチン化、おしゃべりを止めて回転率を上げる、量の均一化などを実施し、お客様にとっては「おもしろ味」がなくなります。
すると、次第にお客様は離れてしまいます。
効率化をしようとして、お客様が離れてしまったら本末転倒です。
「おもしろさ」も必要。
結局のところ、ビジネスをするには、「儲けの仕組み作り」と「おもしろさの創出」の両輪が必要です。
机上のおベンキョウばかりで現場を知らない人にとっては、「お客様とのおしゃべり」や「気分で大盛り」というのは無駄にしか見えないかもしれません。
しかし、そういったお客様はもちろん、それを提供する社員が「おもしろがれる」一面を持たせることが大切です。
ビジネスは、ビジネス要素だけでなく、エンターテイメント要素も取り入れることが大切ですね。