「企画力がある」とは、一体どういうことなのでしょう。
企画力があるという人。
企画力がある人というと、アイデアをポンポン出す力を持つ人だと考えがちです。
例えば、人には無い発想、新しい切り口、「なるほどね~」というアイデアを出す人のイメージでしょうか。
企画に関わる人間としては、そういったチカラを持つ人が、とても羨ましいです。
アイデア力と企画力は違う。
しかし、アイデア力があるのと、企画力があるのは、実は大きく違います。
何が違うのか?
それは、アイデアは出しただけでは、全く価値がないということです。
実現してこそ企画力があると思う。
思いつきでアイデアを言うのは、比較的簡単です。
しかし、アイデアというのは、形にしなければ意味がありません。
「いやいや、僕はアイデアを出すのが仕事だから」という人は、厳しい言い方をすればただの妄想屋さんです。
いくらおもしろいアイデアでも、カタチにするチカラは全く別です。
アイデアを実現するには、お金、人、オペレーションはもちろん、その後の効果検証、次にどう活かすかなどなど、アイデアだけではなく、リソースを活用し、一連の流れを組立てて成果を発揮する必要があります。
アイデアマンというのは、新しい切り口、おもしろいアイデアを出す人ではなく、企画力を持ち合わせなければ意味がありません。
そこを履き違えていると、きっといつまでたっても企画力は身につきません。