仕事は、台本通りにいくとおもしろいでしょうか?
それともつまらないでしょうか?
台本通りはつまらない。
仕事というものは、台本通りに進みません。
そして、台本通りにいかないからおもしろいのだと思います。
スポーツも筋書き通りにいかないからおもしろいのであって、どちらが勝つか決まっているスポーツなどオモシロクもなんともありません。
台本通りにいかないから、躍動感や感動が生まれるのだと思います。
でも、台本は必要。
昨日のブログにこう書きました。
”厚み”のない人の多くは、何かを始めるときに、あるべき組織を整えたり、タスクやスケジュールを事前に洗い出すのが大好きです。
洗い出しても洗い出しても、完璧に洗い出さないと心配で仕方ないように見えます。
こう書くと「新しいことは台本通りにいかないなら、とりあえず進んでみて、目の前のことに柔軟に対応していった方がいいのではないか」と捉えられてしまうかもしれません。
しかし、そういうことではありません。
台本やシナリオは、僕は絶対に必要だと思います。
台本があるから、台本通りにならないことを楽しめる。
「台本通りにいかないからおもしろい。」というのは、「台本があるから、台本通りでないことがわかる。」ということです。
シナリオもゴールもなく気の向くままに何かを進めるのもひとつの手かもしれませんが、仕事であれば何のシナリオもないままに進むのは危険です。
僕は何も考えずに進めているように見えるようですが、元来心配症な僕。それこそ想定に妄想を重ね、いろんな心配をします。
そして、実は見えないところでシナリオやスケジュールを作ったり、キャラ設定などの”台本”を描いているからこそ前に進めています。
ネガティブなことも含んだ今の自分に描ける”台本”があるから、”台本にないこと”に出会う楽しさがあり、台本通りにいかないことを「そうきたか」と楽しむことができます。
昨日のブログの人のように「台本を描く事自体を大切する人」ではなく、「台本を描いて、台本通りにいかない現実を楽しむ」ことを意識してみると仕事がおもしろくなるかもしれません。
さて、今日も台本描いて、台本通りにいかないことを楽しみます。