今の時代、とても便利です。
しかし便利すぎて、アイデアや工夫を生み出す機会が減ったかもしれません。
そんな話をしていたら、昔、彼女をデートに誘うための苦労話を思い出しました。
自宅に電話する緊張感。
昔(20年位前)は、携帯電話が普及していない時代です。
気になる女の子を誘うには、自宅に電話をかけるしかありません。
オトコとしては彼女を誘うことに必死な訳ですが、自宅電話でお父様が出ようものなら、大きな壁となって立ちはだかり、とっても緊張する訳です。
いろんな制約があるから考えて、身につく。
今のように気軽にコミュニケーションが取れなかった時代は、お父様が電話にでるケースを想定して最低限の敬語や礼儀は学ぶと同時に、いろんな工夫をする訳です。
また、そういうケースを乗り切るだけではなく、お父様やお母様を味方に巻き込む発想であったり、姉妹がいれば協力してもらう関係を構築するということもできます。
これは携帯電話では取りにくい戦略であり、制約から生まれた強みになり得ます。
便利もいいけど。
便利な今の世の中、人は2パターンに分かれます。
一方は、「便利さを活用して、さらにいろんな工夫をする人」。
もう一方は、「その便利さの恩恵を受けるだけの人」。
便利で手軽に何でもできることはとても嬉しいことですが、そこに感けていてはクリエイティビティは発揮できません。
それこそ「時間が無い。」「お金がない。」「人がいない。」というのは恵まれた環境であり、その便利さをさらに活用できるチャンスです。
【制約こそがアイデアの源泉である。】ということを忘れないようにしましょう。