以前、一緒にいた女性から怒られたことがあります。
「あの子の、いいよね~」と話したところ、「は??何??他の人のお尻をジロジロ見ているのよ!」と。。
お尻を見ているように見えて。
さすがの僕も、人にわかるくらいにお尻をジロジロ見たりはしません(汗)。女性は好きですが。
当時、僕は紙袋やポリ袋を作る営業をしていました。
「あの紙袋、どういう印刷しているんだろう」「あっちのポリ袋は、なんであんな形しているんだろう」と、一緒にいる女性より、他の女性が持っている紙袋やポリ袋がどうなっているのかが気になって仕方ない時期がありました。
「あの子の、いいよね~」というのは、お尻ではなく、お尻の高さにあったその子の持っている袋のことを言っていたんです。
キャラ的にお尻を見ていると思われるのは仕方ありませんが、仕事熱心な真面目な男なだけで、実は多くのオジサンが見ている先や考えていることは全く違います(自己弁護)。
同じように見ていては。
話は変わって、他の会社の成功事例を見て「すごいな~」と思うことはよくあります。
多くの人は、事例に対して同じようなところを見ます。
そして、周りも同じようなところを見ていると考えます。
そこで、違う側面を見られる力があると、そこに大きなチャンスが生まれます。
例としてはわかりにくいですが、多くのオジサンがただお尻を見ているのと僕が見ている先が違うように、「その視線の先に何が見えているか?」は、とても大切です。
人と同じことを見ていては、同じような発想しかできません。
事例を見るときに気をつけていること。
成功事例を見るときは、人と違う視点で、裏側を見ることが大切です。
その成功部分だけを見るのではなく、「なぜ、そこが強みになったのか?」を考える練習が必要です。
表面的なところでいくと、価格なのか?デザインなのか?
もう一段深いところにあるそれらを生み出している会社の文化なのか?物流システムなのか?セグメントなのか?などなど。
自分なりの切り口をひとつずつ増やして、他の事例と比べてみることを積み重ねていると、人と違った視点を持てるようになります。
そこまで深く考えず表面的なことしか考えない人が多い組織の中で、ひとつでも違う視点を持って違いを発揮しましょう。