人は、 日々いろんな選択をしています。
その選択の結果が今であり、今の選択の結果が未来を創ります。
その選択の質を高めるには、どうしたらいいのでしょうか。
質は、量から生まれる。
物事は、最初からうまくいくことはありません。
スポーツでも、仕事でも、それなりの量を熟さなければ、たまたまうまくいくことはあっても、うまく行き続けることはありません。
・・・にも関わらず、つい手軽に簡単に”うまく”いく方法に目がいってしまいます。
体に染み込ませる。
柔道をやっていたときにわかったことがあります。
それは、柔道で試合で勝つために必要なのは、戦略や気合いではないということ。
必要なのは、稽古の積み重ねです。
戦略や気合いも大切なのですが、稽古を繰り返し積み重ねてきて、自然に体が反応するまでにしておくことです。
頭で考えて体を動かそうとしても、勝負のときはなかなか動きません。
「なんでできないんだろう」「思い通りにいかないんだろう」と悩むのですが、それは単に量が足りないだけの場合がほとんどです。
頭で考えなくても技が出せるようになるためには、稽古を積み重ねて体に染み込ませるしかありません。
淡々と続けることが強みに変わる。
人は日々いろんな選択をしています。
今までの自分ではありえないような選択をすると、最初はそこに負荷がかかります。
一漕ぎ目は、気合いや根性で「エイっ!」とする必要もありますが、稽古を積み重ねるように、普段の自分ではしない選択を淡々と繰り返しているとそこに負荷を感じなくなり、歯磨きするように当たり前になってきます。
周りからすると「いつの間にそんなことするようになったの?」と思われるかもしれませんが、本人はいちいち考えなくても体が自然に動いてしまうようになるです。
つらいのは、最初の一漕ぎ。
うまくいってもいかなくても、淡々と続けることが強みにつながります。