5歳の娘がスキーに挑戦。
滑れるようになるまでのプロセスを見ていて思ったこと。
「ソリがしたい!」と言い出す娘。
家族でスキーをしてきました。
(場所は長野県池の平スノーパーク。都心から車3時間弱、スキー場がホテルの目の前にあって、リフトが2つしかなく初心者だけでガラガラなので、小さな子どもと初めてスキーをやってみたい家族にはぴったりなところ。レポートはまた後日。)
スキーが初めての子供たち。
僕は、ボーゲンに毛が生えた程度しかできないので、子供たちをとりあえずスキー教室へ。
さすが、先生。教え方が上手なので、息子はちょっと習うと一人でスイスイ滑れるようになりました。
一方の5歳の娘。
お兄ちゃんに対抗意識を持つも、思い通りに滑れず悔しくて泣き出します。
娘がチラッと横を見ると、同じ歳くらいの子供たちがキャッキャ言いながら、ソリや雪遊びができるプレイパークなるものが見えます。
そして、あれだけ「スキー、スイスイ滑るんだから!」と豪語していた娘はこう言い出します。「本当はワタシ、ソリがしたいのに!!」
コンフォートゾーンから飛び出す。
娘からすると、同じスタートラインからスキーを始めるも、お兄ちゃんはスイスイ滑れて私は滑れない。年齢は違うから当たり前だけど、ものすごく悔しい。横を見ると、同い年くらいの子供たちが楽しそうにソリや雪の滑り台で遊んでいる。「あれ?アッチの方が、簡単で楽しそうだし、私に合っているし・・・!!そうだ!!ソリなら簡単だし、わたしにピッタリ!」
そう考えた娘。
一度言い始めたら頑固な娘。仕方がないので、とりあえずスノーパークなるところへ行きます。
ご満悦な顔な娘。年相応の雪遊びができて、娘にとってはコンフォートゾーン(快適な場所)な訳です。
しかし、時折上を通るリフトからのママと息子の楽しそうな呼び声。
スキーが楽しそうに見えてきて、悔しさが込み上げてきた娘。
「やっぱり、スキーする!」と言い出します。
自ら快適な場所から飛び出そう。
そして、再びゲレンデへ。
転んで、立ち上がって、転んで、立ち上がって、転んで、嫌になって、泣き出して、「パパの支え方が悪い!」と言い出して、また泣いて、立ち上がって、転んで、少し滑れたら「ワタシ、リフトに乗る!!」と言い出して、仕方がないのでリフトに乗せて、山の上に連れて行くと景色にテンションが上がるも斜面にビビって、転んで、立ち上がって、転んで、滑れて、滑れて、滑れて、下まで来れた娘。
娘にとっての快適なスノーパークから、ゲレンデにチャレンジして滑れるようになり、ソリよりももっと楽しい世界に出会えた訳です。
快適なスノーパークでソリをしていては、ゲレンデでの楽しさには出会えません。
大人でも同じです。
コンフォートゾーンから飛び出して、転んで、立ち上がって、嫌になって、気持ちを立てなおして、を繰り返して、少しでも前に進むともっとおもしろいことに出会えます。
僕は、それに付き合ったおかげで、普段使わないところが鍛えられロボット歩きな感じです。