#989 【Eコマース超初心者講座】自分たちの商品を買ってみたことはあるか?
【Eコマース超初心者講座】シリーズ004。
営業最前線から一転、突如EC事業マネージャーになった僕が、Eコマースの知識も経験もゼロの状態から、自分なりに理解したことを気ままに書く【Eコマース初心者講座】。
これさえ読めば、いつEC担当者になっても大丈夫(?)です。
売上を分解すると。。。
前回の【Eコマース超初心者講座】では、Eコマース事業を組み立てるときは、売上数値を決めて要素に分解すれば、やることが見えてくるので、実際に分解をしてみました。
すると、「おお、新規客の流入が少ないな。リスティング広告をやろう」「購買回数が少ないな。よし、キャンペーンして買いに来てもらおう」などいろんな施策やツールを試したくなります。
売上を決めたから、売上を上げるための直接的な施策をやりたくなるのも当然です。
しかし、ちょっと遠回りに見えるかもしれませんが、それよりも前に大切なことがあります。
で、買ったことあるの?
いろんな施策をするにも、まず「自分たちが何を提供しているのか?」を知らなくてはいけません。当たり前です。
しかし、会社というところは不思議なところで、自分で買ったことも使ったこともない商品にも関わらず、数字ばかりを追い求めることがあります。
数字を追い求めるがあまり簡単に集客できそうな施策をやりたくなりますが、そこは一度グッと立ち止まって、まず自分の売っている商品を自分で買って使ってみましょう。
そうすれば、サイトの買いやすさはもちろん、そこで買った商品の何がいいのか、何が足りないのかがわかります。
商品を知ることが大切。
いくら集客や広告がうまい飲食店があっても、料理が美味しくなければ二度とお客様は来なくなります。
それは、Eコマースでも一緒です。
Eコマースというのは単に販売チャネルのひとつです。
商品の大切さは誰もが知っていますが、Eコマースと言うとつい集客や販促に目が行ってしまいます。
売上数値を設定し、それを達成するために数字を分解してみてから、自分で商品を買って使ってみる。
すると、改めて「この商品でこの売上を作るには、どこにこれくらい売らなきゃいけないのか?」「あれ?この商品は、誰が、いつ、何のために買ってくれているのか?どれくらい欲しくなるのか?この価格でいいのか?」と考えるようになります。
自分たちの扱う商品をよく知り、より良いものにすることは、どんな施策よりも大切です。
Eコマースは、商品作りと言っても過言ではありません。
ここで自分の納得しない商品であるならば、まずは商品や作っている自分たちを見直しましょう。
次回に続きます。
◆近況報告◆
今日は、これからRUNチームで皇居を走ってきます。その後、親戚一同で新年会です。
今日も一日感謝です。