#970 リーダーの仕事は、メンバーのチカラを引き出すこと。
担当役員から「お前は、ホントに適当なことばっかり言うよね~」とお褒めの言葉をいただきます。
その言葉だけ聞くと「いい加減なヤツ」と思われるかもしれませんが、僕が”あえて”していることです。
リーダーの仕事は、チームメンバーのチカラを引き出すことです。そのために僕がやっていることをご紹介。
言える化の場作り。
一人でできる仕事やアイデアの範囲は限られています。
ならば、みんなの知恵を借りて仕事を作った方がより良いものができる可能性が高まります。
僕は、思いついたことをとりあえず適当なことを口にします。
僕のアイデアが良ければチームで採用してくれる訳ですが、99.9%の場合は採用されません。
しかし、僕のアイデアが採用されないのはむしろ嬉しいことで、みんながそれをきっかけにしていろんなアイデアや自分の力を発揮して欲しいと考えています。
しょーもないことを僕が言うことで、メンバーが「こんなと突拍子もない言っても大丈夫」という心理的ハードルが下がり、そこからおもしろい企画に発展することはよくあることです。
ということで、僕が適当なことを言っているのは”環境作り”であり、実は意味があるんです(言い訳)。
知っていることを知らないことにして聞く。
メンバーが発することは、自分が知っていても知らないことにして、しっかりと内容を聞きます。
それは、二つの理由があります。
・僕自身が知っていることは、ほんの一部なので他の人の視点を聞いてみたい。
・メンバーに言語化してもらいたい。
誰かが発信した例や知識に対して、僕が「あ、それ知っているよ!こうでしょ?」と言ってしまったら、どうでしょう。
一つの事例を自分の視点からしか見ることができません。それでは、アイデアも広がりませんよね。
また、せっかくの他の人の視点や感じ方を知る機会なのに、自分から「知っている(つもり)」といった理由で情報をシャットアウトしてはもったいないと思うからです。
褒めて、ふくらませて、やりたくさせる。
メンバーがアイデアを発してくれたら、基本的に「それ、いいね!」と褒めます。
そのあとに、「じゃあ、こんなこともできるの?」「こんな事例もあったから、組み合わせたらおもしろいかもね」とそのアイデアを軸にして、いろんなことを紐付けていきます。
あくまでも、紐付けるのであって、取って替えるわけではありません。
そうすることにより、発した人が軸となり、アイデアが膨らみ、自分のアイデアがどんどんおもしろくなり、「おもしろそうだから、やってみたい!」と思い始め、行動をしたくなることが何よりうれしいです。
企画はおもしろさも必要ですが、やらなければ意味がありませんもんね。
◆近況報告◆
今日は家族で買い物、クリスマスパーティー等々。
今日も一日感謝です。