#966 組織にいるとぶつかる壁。その壁を乗り越えるために必要なことは?
会社で新しいことをやろうとするときに立ちはだかるカベ。以前のブログにも書きました。
そして昨日は、いつも現れる別の壁にぶつかりました。
ジレンマはある。
消費者によって良かれと思う新しいことをしようとすると、会社によっては大きな壁が立ちはだかります。
それが、ジレンマのカベ。
これをやったら、こっちが犠牲になっちゃう。。というアレです。
例えば、Aという100円の商品を2つのチャネルで販売をしているとします。
1つ目のチャネルでの競合が出てきたので、80円に値下げします。
すると、2つ目のチャネルから「こっちも80円にしろ」とクレームが来ます。
仕方ないので両方のチャネルを値下げしたら、利益が減ってしまう事態に陥ります。
だから値下げしたくない、でも値下げしないと競合にジワジワとシェアを獲られてしまう。。。ここにはトレードオフの関係があります。
さて、どうしたものか。
こういうトレードオフの関係があると、組織の中では物事が進まなくなります。
多くの場合、とりあえずブレストしてアイデアを出しようぜ!→なかなか良い案が見つからないから現状維持で!→声の大きい責任者のチャネルにだけ影響のない程度に対応→あとは様子を見よう!という着地点に落ち付きます。
結局、本質的な改善は為されず、表面的なところだけケアし、問題を先送りにして、気がつくと二進も三進も行かなくなることがあります。
結局、最終的に必要なのは?
こういうときは、とりあえず考えられる致命的なことが起こらないように進めてしまうことが大切です。
もちろんクレームも来るかもしれませんが、チマチマと腫れものにふれるようなジャッジはせずに、現状を受け入れ、その先を見据えて、日々改善とイノベーションをしていく必要があります。
こういうものは、正解はありませんし、やってみないとわからない部分が大きいです。
結局のところ、ジレンマの壁を乗り越えるためには、”決断”と”覚悟”が必要になんですね。
◆近況報告◆
今日は、会議、打合せ、会議のサンドイッチ。
1日1新:武蔵小杉 グランツリー。
今日も一日感謝です。