#964 ファーストペンギンに学ぶ。「失敗しない方法」は、「成功する方法」ではないという話。
「失敗は成功の母」と言いますが、なかなか失敗を積極的にしたいぜ!とは思えない自分。
失敗しないことと、成功をすることというのは、イコールなのか??と考えてみました。
失敗を避ける方法は巷によく聞くけど。
実際のところ、怖がりな僕は失敗をしたくありません。
なので、失敗や痛い目を回避する方法を探します。
そういった類の情報は世の中には、意外と多く出回っています。
そして「失敗しない方法」を知り、失敗しないようにその”ルール”を一生懸命に守ろうとします。
言い換えれば、誰かの答に自分を合わせて再現し、「いや~言われた通りにやったら失敗しなかった!」と喜ぶわけです。
しかしそれは「失敗していない」かもしれませんが、「成功した」と言えるのかは微妙です。
成功しないとわからないこともある。
高校時代の柔道の恩師から言われたことがあります。
「勝たないと見えないものがある。だから負けないようにするのではなく、勝ちにいけ。」
柔道だと、腰を引いて投げられないようにすると”逃げ”とみなされます。
負けない方法は、ある意味ディフェンシブで”投げられないようにする”ことです。
それはとても大切なことですが、どこかで攻めに転じなければ勝負には勝てません。
勝ちに必要なのは”腰を引いて投げられない方法”ではなく、相手を投げるためにリスクを取りながら前に出ることです。
失敗しない方法と成功する方法は似て非なるもの。
ファーストペンギンをご存知でしょうか。
ペンギンの集団の中で、最初に困難や危険に飛び込むペンギンのことです。
ペンギンは、失敗しないように周りの仲間に合わせる習性があります。その中で、ファーストペンギンが危険を冒して海に飛び込み、身を持って安全を見せると他のペンギンたちも次々に飛び込みます。
ファーストペンギンは、失敗をしないのではなく、正解をつくるペンギンです。
そういうファーストペンギン力は、ネットで検索しても身につきません。
失敗しないようにするということは、成功するために動くこととはちょっと違うなあ、、、昨日仕事中にそんなことを考えてました。
◆近況報告◆
今日は来客、打合せ、忘年会。
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