#956 仕事のこだわりとデータ分析、どちらが優先されるのか?
「仕事にどこまでこだわるか?」の基準は、とても難しいです。
「こだわる」ということは、その分時間を投下するということにもつながります。
みなさんは、その線引きをどうしていますか?
限られた時間で。
以前、子どもや家族写真のプロカメラマンさんと話していてプロ意識を感じたのは、「自分の写真の納得感の線をどこに引いているのか?」という点です。
素人考えでいくと、写真は納得がいかなかればいくらでも撮りたくなります。特にデジタルな今の時代、取り直しや確認が簡単にできます。
「もうちょっと時間をかければ、もっといい写真が撮れるかもしれない」というのは誰しもが思うこと。
しかし限られた時間で、最高を引き出し、一枚の写真にするというのがプロの仕事です。
時間を掛ければいいものができるとは限らない。
仕事というのは、こだわろうと思えばいくらでも時間もお金もかけられます。
しかし、時間をかければ良いものができるというのは間違いで、制約の中でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかが腕の見せ所です。
「時間がないから、こだわった良いものはできません。」というのは、とても楽です。小学生でも言えますね。
仕事へのこだわりは大切です。
しかし、お客様にとっては、時間がかかっていうようが、自分のこだわりを持っていようが、その商品やサービスが自分にとって価値のあるものなのか?が問題です。
優先すべきは、データでありこだわりではない。
こだわりは、紙一重です。
こだわりだけで仕事をすることは、芸術家でない限り無理な話です。
それよりも定量的なデータと定性的なデータを組み合わせることが大切です。
僕は以前の営業時代は感覚で仕事をしていました。しかし今は、必ず定量的データ、定性的データ、そして最後にちょっとだけ自分のこだわりを入れられるか?の順に考えます。
自分のこだわりを持つことは大切ですが、何より「お客様にとって価値があるか」が問題です。
今買って頂いているお客様のデータを最優先し、数字を軸に話をしないとこだわりという名の思い込みになりかねません。
昨日、数字のない会議でそんなことを思いました。
◆近況報告◆
今日も、終日会議。。
1日1新:アルフォート ブラックチョコ。
今日も一日感謝です。