#954 会社で新しいことや新規事業にチャレンジしようと思ったときにぶつかる壁。
会社で新しいことにチャレンジしようとすると、必ずドドーンと壁が現れます。
そして、その壁が原因で仕事が思うように進まないケースは多いです。その壁について考えてみました。
「過去に事例がないからダメ!」
一番多い壁がコレ。
新しいことをやろうとして上司に持っていくと、、、
「今までにやったことがない。」「過去に事例がない。」
「だから、うまくいくとも限らない新しいことは、やりたくない。」という理屈です。
会社というところは、減点主義が多いです。失敗をすれば、たちまち評価が下がります。だから失敗しないように仕事をするのがセオリーと言われています。
新しいことというのは、失敗したら「ほら見たことか!」、うまくいったら「たまたまうまくいったんだろ」という反応です。
それでも新しいことをしていかなければ、組織は衰退していくことをリーダーは肝に銘じるべきです。
「誰が責任を取るのか?」
新しいことをやるということは、今までやってきたことを否定することになります。
なので、今までやってきた方法を作ったのが、上役だったり、偉い人だったりするとちょっと面倒です。
さらに、新たなことを既存の仕組みに取り入れると、既存の仕組みに影響が出ることが懸念されることもあります。一時的なものなんですけどね。
そうなったときに問題になるのが「責任を取るのは誰なのか?」です。
上司も人の子。何かあったときに、責任を取って評価を下げたくありません。
となると、上司から承認をもらうのはとても難しくなります。もう少し深堀りすると、権限を持っている上司の理解力、知識や行動力を超える新しいことはできないということになります。
上司のみなさん、部下の新しいことへの挑戦を妨げていませんか?
新しいことをするコツ。
新しいことをやろうとしたときに立ちはだかる壁にぶつかると、多くの人は「あの上司が悪い」「組織が腐っている」と他責思考になりがちです。
確かに、上司がバカかもしれないし、組織体系が悪いかもしれません。
しかし、それをいくら言ったところで、きっと新しいことはできないでしょう。
それならば、新しいことをやるための方法を考えた方が得策です。
僕がよくやっている方法は、3つ。
・受注してしまってから、「すみません!受注してしまいました!」と社内に謝り倒し、何とかする。
・小さな既成事実をコツコツ積み上げて、いかにもな成功事例に仕立て上げる。
・権限者とのコミュニケーションをうまく取る。
この3つをやれば、組織でも新しいことはやりやすくなるでしょう。
今僕は逆に、部下に「やめておいた方がいいですよ」逆に心配してもらっていますが(笑)。
◆近況報告◆
今日は、サッカー同伴。
今日も一日感謝です。