#953 なぜマーケティング施策がうまくいかないのか?マーケティング施策を考える時に気をつけていること。
世の中には、お金や人をたくさんかけてもうまくいかない施策がたくさんあります。
それだからこそ、小さく初めて高速でPDCAを回す必要性を感じます。
この6カ月でマーケティング施策に関わってきて何となく感じたことをまとめてみます。
ついいろんな施策に目が行ってしまう。
マーケティング施策のMTGで話を聞いていると、メンバーはいろんなアイデアや手法を持ってきてくれます。「あれもやりたい。」「これもやりたい。」「あんなデザインにしたい。」「こんなデザインにしたい。」と。
特に今流行りのオムニチャネルを推進する施策は、それこそもっともらしく効果を謳った施策が五万とあります。
こんなにたくさんの斬新で新しい効果的に見える施策があると、つい目移りしてしまいます。
自分たちの目的を忘れていないか。
何か次の一手を打つときに考えてしまうことがあります。
それは、「既製の枠組みにとらわれず、斬新で新しい施策を追い求めること」です。
自分が知らない施策や他の会社が成功してる施策というのは、とても魅力的なんですよね。
「あの会社が取り入れているなら、ウチもうまくいくんじゃないか」と希望的観測で考えてしまいます。
考えてみれば、その施策の目的やタイミング、事業の中でどういう位置付けにするかは、それぞれの会社で大きく違います。
施策を決める時に「ワクワクして面白そう」という視点は必要ですが、一方で自分たちの目的を忘れないようにすることも大切です。
新しいことを取り入れる前にやるべきこと。
人はつい奇をてらった策に目がいきがちです。(僕もそのタイプ。。)
しかし、地に足をつけたものの方が、長い目で見たらうまくいくことが多いです。
「既存の枠組みにとらわれず考える」というのは、単純に新しいものをどんどん取り入れるということではなく、新しいことを知り、これまで気がつかなかったことに気がつく視点を持つということです。
その結果、世の中の変化に対して自分たちのリソースを最適化していく手段として、新しいものを取り入れるもよし、既存のやり方を続けるでもよし、ということを意識しています。
そう、マルセルプルーストも言っていました。
「何かを発見する本当の旅は、新たな風景を探すことではなく、新たな目を持つことにある。」
◆近況報告◆
今日は、会社にこもってデータ分析と戦略つくり。
1日1新:池ノ上の弁当屋 キリ屋。
今日も一日感謝です。