#930 これができないと新サービスや新商品で失敗する!3つのこと。
みなさん、こんにちは。
会社員のメリットひとつに、セーフティネトのもとでたくさんの失敗事例を自らの体験として学べることがあります。
もちろん絶対に結果を出し続けることがプロとしての最低条件ですから全力は尽くします。しかし、全力を尽くしたからといって「失敗しない」とは限りません。
今回、とあるサービス開発に途中から関わりました。僕は比較的後ろ向きなことは言いませんが、撤退する勇気ある決断をしよう。と発言したくらいヤバいと感じました。
サービスや新商品が大コケする共通点を考えてみました。
ユーザー視点がない。
アプリ開発やEコマースの世界では、よくUIとか、UXという言葉が使われます。
要は、「ユーザーが使いやすいか?使いたいか?」ということです。
今回途中参画したプロジェクトで作ったサービスは、はっきり言って「使いにくい。使いたくない。」
なので個人的には、リリースしないでやり直した方がいいという判断をしました。
しかし、最初から開発に関わっている人からしてみたら、途中から入ってきて「作り直した方がいい」なんて言われたら、良い気分はしません。
いろんな開発までの苦労や困難があって、予算をかけてしまった諸事情があるのでしょうが、ハッキリ言ってただの自己満足。
当たり前ですが、ユーザーの心理や状況を全く考えていないものは、いくらお金をかけようが、プロモーションをうまくやろうが、大コケします。
撤退ラインがない。
失敗するサービスや商品で多いのが、リリースする前に撤退ラインを決めないことです。
新しい商品やサービスをリリースしたはいいものの、なかなかうまくいかず、何が悪いかを検証し、改善に改善を重ねて、追加のリソースを注ぐことはよくあります。
この前提としては、「改善を加えていけば、必ず良くなるということ」です。そうなると、ズルズルと損失が膨らんでいきます。
だからこそ何か新しいサービスを始めるときは、撤退ラインを決めることが大切です。ここまでの損失ならば仕方ないラインです。
株と一緒ですね。いつかは上がると思って、ズルズルと持っているあの心境です。
人間味がない。
最後は精神論的なことになりますが、やはり人間味や体温を感じられないサービスや商品は失敗します。
「会社から言われたから」「お客様に言われたから」そういった受身で作った商品やサービスはうまくいきません。
さらに、それを作るチームリーダーの人間味も必要です。
新しいことをするにはパワーがいります。効率化や合理的なことを言って関連者を動かそうとする人もいますが、論理的に話せるのと人が動く力学は全く違います。
「言っていることはわかるけど、あの人の言うことでは動きたくない」というケースが起きると、全体感がなくなり、そのサービスや商品に厚みがなくなります。
僕は普段これに気をつけて仕事をしていますが、なかなかうまくいかないんです。。。難しい。
◆近況報告◆
今日は、会議、インフルエンザ予防接種、セミナーなどいろいろ。
1日1新:東京コンベンションセンター。
今日も一日感謝です。