#923 ”やめるを決める”を読んで改めて”やめる”ことの難しさと大切さを知った。
みなさん、こんにちは。
税理士の井ノ上さんから、この本をご紹介いただきました。
この本は、大塚グループの物流部門を担う大塚倉庫㈱現社長の濱長氏が大塚倉庫改革劇場と題して、大塚太郎氏が前社長に就任し今まで積み重ねてきたものを根底から変えていく激動の3年間を綴った内容です。
今の自分のポジションや仕事上の問題点が重なり、自分のやるべきイメージが鮮明になりました。
改革とは並大抵のことではない。
何かを変えるのは、簡単なことではありません。
自分の習慣を変えるだけでもヒイヒイ言っているのに、会社という組織を変えるということは並大抵のことでは達成できません。
とは言うものの、今までと同じようなことをチマチマやっていても、何年やっても変化はないでしょう。
今までやってきたことへ何の疑いもなく時間やお金を投下し続けることをやめ、一旦立ち止まり、自分たちを見直し、目指す在りたい姿のためにリソースを振り分けることでしか会社や組織が変わることはありません。
”やめるを決める”
この本のタイトルにもなっている「やめるを決める。」
何かを変えるということは、何かをやめるということです。
何かを変えようとした時に、多くの場合、何か新しいことを始めようと考えます。
「アレもやって、コレも試して」と今までやったことがない事、やりたいと思っていたことに手をつけて、今まで積み重ねてきたことの上に乗せようとします。
すると、当然ながら力が分散してしまい集中できません。
そして、気がつくと結局中途半端になって、余計な仕事が増えて、ジリジリと下降線をたどることになります。
この本にも書いてあるように、戦略を確実に実行する方法は「やめることを決めること」です。
自分は何をやめるべきか。
今やっているEC事業。3年で会社全体売上構成比10%以上にする目標があります。
そのためには、いろいろと新しいことへ挑戦していくことが大切だと思って、とにかく行動して、見直して、仮説検証を繰り返して、また試して、のPDCAのスピードを上げるしかないと思っていました。
しかし、それよりも前にするべきことに気がつきました。
それは、「どんな価値を提供するのか?」をもう一度見直して、自分たちがやめるべきことを切り捨てることです。
今までやっていることをやめるには勇気がいりますが、まずやめることを決めなければ未来は創れません。
「何をやるかより、何をやめるか?」そこからもう一度考えます。
◆近況報告◆
今日は、会議三昧。夜は、第一回3ノット会開催です。
1日1新:無印良品のノート。
今日も一日感謝です。