#919 「あの~予算が取れないんですけど」に見る会社員マインド。
みなさん、こんにちは。
会社には”予算”というものがあります。
新しいことをするときに、どれぐらいのコストがかかり、どのくらいの期間で回収できるかを予測し、活動するための”予算”に承認をもらって始めてスタートできます。
予算が取れないんですけど。
「予算が取れないんですけど、どうしたらいいですか?」
こういう質問には、どう答えますか?
とても簡単なことです。「予算を取ればいいんです。」
予算が取れないということは、その提案ではおもしろくない、イメージが沸かない、魅力がないということです。
しかしながら、多くの人は「予算が取れない=上司や決定権者がわかってくれない」、つまりは「自分の企画は最高なんだけど、わかってくれない。」という残念な思考パターンに陥っています。
「予算が取れないんですけど」というのは、「楽して予算の取れる方法を教えてください。」と言っているだけで「この企画をもっとおもしろくするにはどうしたらいいか?」と聞くのが本来の姿です。
予算が取れなければ。
この場合、私はよく「もう一度、タイミングを見て提案してみたら」と言います。
すると、「何回言っても、この企画は通らないんです。」という答が返ってきます。
この場合の「何回も」というのは、多くても3~4回、少ないと2回というケースがほとんどです。
20回、30回提案したら、ブラッシュアップされて素晴らしい企画になるかもしれないし、そもそも2,3回であきらめるような企画であれば、たとえ承認をもらえたとしても情熱が続かず、うまくいかないように思います。
会社員マインドの差。
この予算の考え方は、会社員マインドがとても顕著に現れます。
私は新人に事あるごとに言うことがあります。それは、「自分が仕事をするからお金をもらっている」ので、「お金をもらっているから仕事をする」のではありません。
これと同じで、「予算があるからその企画をする」のではなく、「企画をやりたいから予算を通すのか?」ということです。
事業をするということは、価値を作り、お金をつくっていくことです。
会社のリソースを使ってお金をつくるから自分がお金をもらえるのであって、何の価値も生み出していなければただの給料泥棒です。
「予算がないからできません」という企画ならさっさと諦めるか、価値を生む他の企画を通せばいい訳です。
この会社員マインドの差の積み重ねは、40歳になる頃には大きな”差”になるように思います。自分も修正しなきゃ。。
◆近況報告◆
昨日は水道橋の部室までのんびり10キロRUN。雨の中、気持ちのいいものでした。今日は、息子の大一番の試合。勝ってベスト4を目指します。
1日1新:自宅から水道橋までRUN。
今日も一日感謝です。