営業は商品を売り込むのではなく、商品を使って需要を探すのが正解。

投稿者: | 2014年10月23日

#909 営業は商品を売り込むのではなく、商品を使って需要を探すのが正解。

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みなさん、こんにちは。

営業をしていたら「商品を売り込まずに、自分を売り込め!」ということを聞いたことがある人も多いと思います。

私の場合、それに加えてこんなことを考えていました。

それは、「商品を売り込まずに、商品を使って相手を知れ。」です。

営業のときにしていた手法。

営業のときに使っていて成果が上がった方法があります。

それは「一つの商材や導入成功事例を全顧客に紹介する」というものです。

「え?すべての顧客に?非効率じゃん。」と思う人が多いようです。効率性を考えれば、いろんな属性でセグメントした顧客に対して紹介するべきです。

しかし、私が目的としていたのは、その商材を売りたいのではないのです。

売り込むのではなく、探し出すもの。

私が効率的な売込みをしないで、わざわざ非効率な手法を取っていたのはなぜでしょう。

理由は、2つあります。

ひとつは、その商品やサービスを見る視点が顧客ごとに違うからです。

つまり、商品紹介を通して、その顧客がどう考えているか、どういうことに困っているか、どういうことに興味があるか、ということを理解するためです。商品をどうやって売り込むかを考えるのではなく、商品を使って相手が欲しい商品を探し出すわけです。そこから予期せぬ展開、予期せぬ成功は数多く生まれました。

もうひとつは、同じ商品をどう見るかの情報は貴重だということです。

商品やサービスがどうというより、他のお客様がこういう視点で見ているという情報は、実はとても価値があります。その情報を聞きたがるお客様はたくさんいます。ということは、そういう情報を持っていれば、相手の想起率が上がり、取引もしやすくなります。

アイデアも探し出すもの。

営業をいていると、どうやって売るか?を考えることが多いです。

しかし、実は違うんです。

商品をどう売り込むかを考えるのではなく、商品を使って相手が欲しい商品を探し出す。商品の売り込みは、売れる商品を探し出すプロセスなのです。

今、アイデアを考える仕事が多いですが、それも同じで、アイデアは作りだすのではなく、情報や手順をつかって探し出すものです。

そこに気がついて、アイデアをつくることが楽になりました。

 

◆近況報告◆

今日は、連発社内MTG。

1日1新:HDMI接続。

 

今日も一日感謝です。