基本は大事です。
基本ができなければ、どんなことでもうまくいきません。
しかし、その基本に対して「カンタンだからやらなくてもできる」と勘違いして、さらには「自己流でやった方がうまくいく」というおかしな方向へ進んで行ってしまう人が多いのも事実。
そう、自分も勘違いしていました。
基本というのは、すべての始まりです。
建物でいえば、基礎であり、土台です。
それがなければ、キチンとした建物は建てられません。
土台がしっかりしていないけど、見た目は立派でキレイにできてしまい、土台は見えないので、目に見える部分だけで「これ、いいじゃん!」としてしまうと、困ったことになります。
土台がしっかりしているからこその建物であり、土台がボロボロの張りぼてではいけません。
こうしたことは仕事の中でもよく起こります。
基本ができていないのに、いろんな知識や取ってつけたようなやり方でなんとかごまかそうとする。
それで、その場は何とかできて、乗り切ったとしても、それを自己流と勘違いしてしまうと最悪です。
プロのスポーツ選手は、成果が出なくなったときには基本に今一度立ち返り、できていない基本を徹底的に繰り返し練習し、修正をすると言われます。
自己流は、基本を疎かにして自分がやりやすいようにするのではなく、基本をしっかり身につけるからこそ、自分の型がつくれるということ。
それを「基本は、カンタンだからやらなくても大丈夫。」なんて考えてしまうと、ジワジワと自分の首を絞めることになります。
言い方を変えると、守破離の考え方ですね。
自分は自己流で何とかするよりも、基本を改めて見直すことが大事です。