中期計画は達成可能性より、ワクワクするかが重要。

投稿者: | 2024年9月25日

これからの中期計画をつくることになりました。

各部門のお偉いさんたちが、それぞれ管掌領域の計画をつくります。

こういう計画をつくるのってワクワクしますよね、未来の在りたい状態、未来の達成したい売上を計画するんですから。

こうした計画をつくる手順は、どうやって作るのでしょう。

人それぞれやり方があるのでしょうが、ボクの自己流の方法はこんな感じ。

 

まず、仮決めで売上目標をつくります。

例えば、仮にですけど「1000億円!」みたいに。

「そんなの達成できないでしょ」というのは置いておいて、まずは自分にとって大きな目標をつくってしまうんです。

そこからがスタート。

まず、全体を自分たちの事業を改めて構造的にとらえます。

自分たちは、誰に、何を、どうやって提供しているのか?を改めて整理し、今の環境や競合、お客さまのトレンドなどの外的要因を整理して、因数分解をしていきます。

因数分解とは、いろんな便利な公式をもとに考えます。

例えば、客数×客単価であったり、セッション×CVR×客単価であったり、店舗来店購入率であったり、平均購入点数であったり、F2転換率であったり、顧客属性であったり、一商品あたり平均単価であったり、リピート率であったり、いろんな分解の仕方があります。

そうやって分解してみて、今の自分たちの事業の構造を整理します。

そこから、もう一回立ち返って、「自分たちは将来どう在りたいのか?」を決めます。

そして、どこの数値を追っていくのかを決めて、その数値を上げるために何をしたらいいのかを決めるわけです。

「何をしたらいいのか?」は、既存の延長線上ではなく、まずは大きく、広く、ワクワクするようなことを考えます。

そこから、ある程度「コレをしよう!」と決めて、その実現可能性や投資計画を考えて、それがキチンとビジネスとして成り立つかを精査します。

撤退ラインも決めておく必要がありますが、ビジネスとしての可能性と自分たちのワクワクが掛け合わさって、中期計画が完成します。

その中期計画をもって、未来をつくる。

こんなおもしろい仕事はありませんね。

ボクも自分の領域の計画をつくります。