これからの中期計画をつくることになりました。
各部門のお偉いさんたちが、それぞれ管掌領域の計画をつくります。
こういう計画をつくるのってワクワクしますよね、未来の在りたい状態、未来の達成したい売上を計画するんですから。
こうした計画をつくる手順は、どうやって作るのでしょう。
人それぞれやり方があるのでしょうが、ボクの自己流の方法はこんな感じ。
まず、仮決めで売上目標をつくります。
例えば、仮にですけど「1000億円!」みたいに。
「そんなの達成できないでしょ」というのは置いておいて、まずは自分にとって大きな目標をつくってしまうんです。
そこからがスタート。
まず、全体を自分たちの事業を改めて構造的にとらえます。
自分たちは、誰に、何を、どうやって提供しているのか?を改めて整理し、今の環境や競合、お客さまのトレンドなどの外的要因を整理して、因数分解をしていきます。
因数分解とは、いろんな便利な公式をもとに考えます。
例えば、客数×客単価であったり、セッション×CVR×客単価であったり、店舗来店購入率であったり、平均購入点数であったり、F2転換率であったり、顧客属性であったり、一商品あたり平均単価であったり、リピート率であったり、いろんな分解の仕方があります。
そうやって分解してみて、今の自分たちの事業の構造を整理します。
そこから、もう一回立ち返って、「自分たちは将来どう在りたいのか?」を決めます。
そして、どこの数値を追っていくのかを決めて、その数値を上げるために何をしたらいいのかを決めるわけです。
「何をしたらいいのか?」は、既存の延長線上ではなく、まずは大きく、広く、ワクワクするようなことを考えます。
そこから、ある程度「コレをしよう!」と決めて、その実現可能性や投資計画を考えて、それがキチンとビジネスとして成り立つかを精査します。
撤退ラインも決めておく必要がありますが、ビジネスとしての可能性と自分たちのワクワクが掛け合わさって、中期計画が完成します。
その中期計画をもって、未来をつくる。
こんなおもしろい仕事はありませんね。
ボクも自分の領域の計画をつくります。