とある同業他社の方とお話をした機会がありました。
同じ事業で、同じような立場で仕事をされていて、課題や悩みも同じようなことで「それ、すごいよくわかります!」と、つい盛り上がってしまいました。
ただ、ひとつだけ違っている部分がありました。
それは、それらの課題や悩みの捉え方。
その会社は、ボクたちが足元にも及ばないような企業。
そのような企業なら、そうした課題や悩みなんて、会社としてガツっと取り組んで解決したり、システムでサクッと解消しているものだと思っていました。
しかし、実際はものすごく地味で、工数をかけて解決している部分があることを知りました。
その裏側を知らないボクは、「大きな企業は、おカネも人もシステムもあるからデキているから、自分たちには無理」と考えていた部分があったわけで、自分の固定観念が課題解決のジャマをしていたことに気が付けました。
で、そうした課題や悩みについて話していると、その方が「これって、まさに金鉱脈なんですよね!」と仰るんです。
「こんなに大変な課題なのに、金鉱脈??」と不思議に思ったボク。
話を聞くと、こうした課題や悩みはどこの会社も持っていて、それに対してボクみたいに「これは解決できないし、もっと簡単な方法でできるレベルで取り組もう。」と考える人がほとんど。
とすると、その課題に対して、キッチリと深く取り組めば、他社に差をつけられるし、独自性を磨けるよねってことで、金鉱脈と表現されていたんです。
なるほど、自分が抱える課題こそが実は金鉱脈であり、そこを避けることなく解決して、他社との差につなげることがビジネスでの強みになるということです。
自分自身、課題や悩みがあると「うわ~」と思いますが、そこにチャンスが眠っているので「マジ、最高」と考える習慣を持とうと思います。