管掌する事業の中で、未来が見えないものもあります。
その事業をどうするか、そんなことを考えるのも仕事のひとつ。
そうした事業を見てみると、「これがないからできない」「あれがないからできない」とできない理由を並べたくなります。
しかし、それをどうするのか?を考えるのが仕事です。
仮に「なんでも支援するから、自由やっていいよ。」と言われたらどうでしょう?
ボク自身、そう言われたら、実際のところ、本当に行動できるか、ちょっと不安かもしれません。
なぜなら、不平不満は持っていても、その改善策をより解像度高く、具体的に、手順やリスクを考えていないからです。
そうなると、「自由にやっていいよ」と言われて、まずは現状の分析や不満の収集など、できることから始めまて、現状の改善が生まれてきます。
それはそれで、もちろん大切なんです。
ただ、改善はできても、その先の10年後の事業の画が描けるかといえば、難しい。。。
部分最適をした現状の延長上に、未来を描くことには限界があります。
そこで大切なのが、「発想と思考の遠投」ことの大切さ。
今の改善や部分最適の延長線上のもっと先、もっと違う軸で新たな成長曲線を描くイメージです。
そして、そのイメージの解像度を上げておけば、「自由にやっていいよ」と言われて即行動できるようになるハズ。
ただ、これが難しいんですよね。
「新しいことを考えよう」と思っても、いきなりできるものでもありません。
今までの業務で使っていた筋肉と、違う筋肉を使いますから、その使い方もわからないし、ものすごい筋肉痛になります。
ただ、こうした地道な筋トレ無くして、未来を描くことはできません。
日々コツコツと、発想と思考の遠投筋を鍛えておきます。