今は、AIを活用する時代です。
AIを活用するときはプロンプト(指示をする内容)が大切になりますが、これは仕事のメンバーに伝えるときも同じ。
「とりあえず、良しなにやっておいて」では、メンバーも困るし、求めているアウトプットは出てきません。
以前、会社の上司に新規開拓のやり方を質問したときのこと。
「とにかくひたすらお客さんを訪問すりゃ良いんだよ。」という答え。
野球の長島さんみたい「ボールが来たら、ブワッと振れば良いんだよ。」みたいに、わかったような、わからないような、、、「量をこなして、自分なりのやり方や攻め方をつくろう」みたいなことを言いたいのだろうと解釈しました。
仕事がデキる人って、そもそもレベルが違うし、意識をしなくてもできてしまうので、こうした答えが返ってくることはよくあります。
ただ、低レベルなボクには理解できません。
なので、「新規なんて、とにかくお客さんのところへ訪問して、とりあえず会ってもらって、うまいことやればいいんだよ。」みたいな回答を、自分の言葉に置き換えられるように、量をこなし、その上で具体的なことを根掘り葉掘り聞いて、また行動して、より具体的なことを聞く、を繰り返すことが必要です。
ただ、一方で、ボクは部下に具体的に伝えるように心がけています。
そう、ID野球の野村さんの「野村スコープ」のように。
「野村スコープ」とは、ストライクゾーンを9分割して投球を解説した革命的なもの。
ただ、野村氏は、さらに、ストライクゾーンの外側のボールゾーンを含む91にマスに分けて配球を考えられていたそうです。
「とにかく気持ちで内側へ投げ込めばいいんだ!」と言われてもわかったようなわからないような感じになるかもしれませんが、91マスに分けたスコープの番号を使って、「33番のギリギリにストレートで放り込んで」とか、「64番から91番に落とすイメージでカーブを投げて」と言えば、具体的にイメージができて、理解しやすいハズ。
説明された側も理解できます。
より具体的に、よりわかりやすく、そうしたことでより良い仕事を一緒にできるものだと思います。