ジョーズとバンビ現象。

投稿者: | 2024年8月5日

人は、失敗が怖い生き物。

何かをする際に「失敗したら、どうするの?」「もしかしたら、こんな失敗をしちゃうかも」と、ついつい不安が大きくなってしまいがち。

実際には、起きる確率の小さなことを、よくあることのように錯覚することがあります。

逆に、よくあることに対して、滅多に起きないことのように錯覚することもあります。

ボクはこれを、「ジョーズとバンビ論」と呼んでいます。

 

「ジョーズとバンビ現象」、みなさんご存知のサメのジョーズ、軽やかに歩く鹿のバンビ。

どちらの動物が人に危害を加える可能性が高いでしょう?

 

ボクの中だと、完全にジョーズです。

サメと聞いただけで、ジョーズのあの音楽が頭に流れて、怖いわ~~とビビってしまいます。

逆に、鹿と言うと、ディズニーのかわいらしいバンビをイメージして、ほんわか癒されてしまいます。

では、実際のところ、人間にとって危害を加えて、危険性が高いのどっちでしょう?

そう、鹿です。

件数で見ると一目瞭然ですが、海でサメに襲われるより、鹿と車とが衝突する危険性の方が300倍も高いのです。

 

この「ジョーズとバンビ現象」。

どういう風に活用するかは、あなた次第。

例えば、サメに遭遇することもないのに、自分で勝手に「海=サメ=ジョーズみたいに食われる!」と起こりもしないことにビビッていませんか?

大丈夫、ジョーズなんていないから、安心して海を泳いでください。

目の前で頻繁に起こっている現実よりも、自分の記憶に焼き付いていることから判断して、大きな勘違いしてしまう思考は、ジョーズにより怖いです。