相談のお作法。
上司や先輩への業務内容や仕事の進め方の相談の仕方で、ある程度その人の仕事力をはかることができます。
例えば、問題が起こったときの相談方法。
Aさんは、「こんな問題が起こりました。解決策としてはA案かB案と考えますが、今回はこういう理由でB案ででいこうと思います。いかがでしょうか?」と相談しました。
Bさんは、「こんな問題が起こって、先方が起こっています。どうしたらいいですか?」と相談しました。
どちらの人の方が評価が高まるでしょう?
言うまでもなく、Aさんですよね。
ボクはその昔、Bさんのタイプのダメ営業マン。
自分のミスで問題が起こして、「やべ、どうしよう!」となって言い訳を考えて、何とかバレないようにしようとするも(その思考自体がダメダメですね)、どうにもならなくなってボスに相談しました。
結果、当時のボスにめちゃくちゃ怒られました。。。
問題を起こしたことも怒られましたが、それ以上に相談の仕方がわかっていない!と。
そう、解決する方法を考えるのも自分の仕事だぞってことです。
問題があったらすぐさま上司に報告相談するのは当たり前ですが、そこで「どうしたら良いですか?」と相談をするのではなく、自分ができること、解決に向けて依頼することを考えて、自分なりの着地方法を持って相談しなければいけません。
そうすることで、問題を解決するための手段、メリット、デメリット、実現可能性、リスク、期間などいろいろな要素を考えて、Aさんのように「これでいきたいのでどうでしょう?」と相談することができるわけです。
その上で先輩や上司に相談すれば、「その方向でいって、こうしよう」「それより、状況を考えて、こっちの方がいいな。」という話ができます。
自分でしっかり考えてから相談をするのが、相談のお作法。
メンバーには、その辺をしっかり伝えたいと思います。