成功すると、成功し続けるは全く異なる。

投稿者: | 2024年7月23日

一般的な企業では、売上拡大、利益拡大を目指すことを求められます。

ボクの管掌する事業でも、もちろん売上拡大、利益拡大を目指しています。

「5年後に●●●億円!」みたいな目標を掲げて、それに向かって進捗を追いかけて、売上が達成できないと「どうなっているんだ!」みたいにプレッシャーがかかるので、「何とか数字を達成しないと!」と日々いろいろな施策を行います。

自分たちの売上が上がることで世の中の問題が解決していくのであれば理解できますが、どちらかといううと、自分たちの都合で売上至上主義的な部分が大きい会社もあると思っていて、そういうところにちょっと疑問を持ちつつ、とは言え、売上が上がるとテンションも上がってしまう自分もいて、さらには会社の中での今の立場、役割は売上、利益を上げることなので、全力で取り組んでいます。

 

で、ひとつの成果である「売上」というわかりやすい数字。

ここで、ボクが大事に考えているのは、成功し続けること。

短期的に「今月売上が達成できた!」「今年度は達成できた!」と喜ぶのではなく、もっともっと長い目で見なければなりません。

会社だと、四半期、年度で数字を整える必要はありますが、一時的に売上が達成できた、売上が未達成だった、というのはあまり気にすることはありません。

それよりも、売上を達成し続ける、成功し続ける土台をつくることが大事です。

 

一時的に数字が良いというのは、宝くじが当たったようなもの。

宝くじが当たると人が変わることがあるように、たまたま売上が上がったからと調子に乗ってしまい、
大きな失敗を招いたり、おかしな方向へ行ってしまうというのはよくあること。

ボクがその昔、営業をしていたときにあったことですが、大きな注文が決まって喜ぶ先輩がいました。

それはそれですごいなぁと思っていたんですが、翌年にはその注文が無くなり、売上を落として困っている姿を見て、金額が少なくても、キッチリとリピートを獲得する、リピートを獲得できる土台をつくることが大事ということを学んだ記憶があります。

 

ボク自身、今の立場で考えるべきは、次の世代が成果を出し続けられる考え方や、その上で売上を伸ばし続けられる土台をつくることだと思っています。

なので、数字が良くても、悪くても、一喜一憂せずに、ただ粛々と未来を描き、そこへのロードマップを引いて、コツコツと作っていくことをしようと考えています。