会社の事業部だと、売上目標、利益目標なるものがあります。
目標を達成するために、現状を把握し、目標とのギャップを埋めるべく、日々様々な施策をするわけですが、現状を把握するためには分析が必要です。
ただ、個人的に思うのは「分析する力とシナリオを描く力、動かす力は別物だなぁ」ということ。
例えば「売上の悪い原因と対策をすぐに報告せよ。」みたいな指示が降りてきたとき。
昨年実績の客数や販売数などの基本的な数値を比較したり、トレンドを調べたり、そもそもの戦略をフレームワークで見直したり、EC事業ならアクセス解析をするわけです。
そして、いろんなことが見えてきます。
「客数が落ちてます!」
「競合が積極的に動いています!」
「トレンドが下がっています!」
みたいな分析結果が出てきます。
こうした分析に時間を費やして、わかりやすい資料にまとめると、一仕事を終えた気分になりがち。
ただ、分析で終わってしまっては意味がありません。
サッカーに例えるならば、「相手チームを分析をして弱点をつかみました!」と言っているだけで、「じゃあ、その弱点に対してどんな手を打つ?」のアクションがなければ、分析は意味がありません。
分析でわかったことに対して、「何を、どうやって、いつまでにやるか?」を決めて、実際にアクションをするところまでがワンセット。
なので、【分析する】✕【何を、いつまでに、どうやってを決める】✕【動く】がワンセットということ。
掛け算のようなものなので、一つでも欠ければ、前に進めません。
分析、戦略、行動はワンセット、それを意識したいものです。