制約条件があるからクリエイティビティが発揮される。

投稿者: | 2024年7月17日

チームでの成果は、メンバー個々のスキルや、メンバーの相性によって大きく変わります。

現場のリーダーからよくある相談は、「自分のチームのAさんに困っている。だから、メンバーを変えてほしい。」といった内容。

チームに新しく加入したメンバーに対して「期待していた通りのスキルや経験が無いし、コミュニケーションもうまくとれなくて、パフォーマンスを下げられてしまうから、入替してほしい。」というもの。

その言葉の裏には、その人との相性や、人間ですから合う、合わないがあるわけで、メンバーを変えれば、ハイ、OKというわけにはいきません。

 

しかし、現実的なところでいくと、時間、お金、特に人材のリソースは限られています。

なので、自分のチームのメンバーに文句を言う前に「その条件でどうやって成果に結びつけるか?」を考えて、手を変え品を変え、パフォーマンスを上げられるようにすることが大事。

「合わない、使えない、から入れ替えしてほしい。」と簡単に言うより、「その人の強みををどう引き出すか?」「その上で、どういうところで活躍してもらうか?」という視点で見てみてはいかがでしょうか?

もちろん、そこには相性や感情的な部分も関わってくるので、一筋縄ではいかぬかもしれませんが、仕事は仕事。

制約条件があってこそ、クリエイティビティを刺激されて、「どうやってこのメンバーで最高の成果を出すか?」を考えるがおもしろくなってきます。

と、言いつつ、自分自身に言い聞かせてみました。