仕事でのアウトプットの質の違いは、考える順番にあると思っています。
例えば、資料作成。
メンバーのAさんに資料作成を依頼したときのこと。
Aさんは資料作成をするにあたって、「いつまでに、どのデータを使って、どういう風に作ればいいですか?」と。いろいろと質問をしてくれました。
いろいろと質問されたので、ボクも安心していましたが、出来上がってきた資料は、期待していたモノとはちょっと違う感じ。。。
別の機会に、同じような資料作成をBさんに依頼しました。
Bさんも、資料作成をするにあたって、同じような質問をしてきました。
そして、出来上がってきた資料は、期待していた通りのモノでした。
AさんもBさんも同じようなスキルを持っていて、同じような資料を作るために同じような質問をしたのに、なぜアウトプットに違いが出てしまったのでしょう?
そのひとつの理由に、HOWとWHYの順番があると思っています。
Aさんは、HOWから入りました。
どうやってやれば良いのか、どうすれば効率的にできるのか、そのためにどのデータを使って、短時間で資料を作成できるか。
つまりは、どうしたら効率的にできるのか?の「HOW」を考えて作りました。
一方のBさんは、WHYから考えていました。
その資料はなぜ必要なのか?、目的は何なのか?、どんな人に対して何を決めてもらうための資料なのか?、それを踏まえたうえで、どのデータを使って、効率的に資料を作成できるかを考えて作ったそうで。
どちらが良い悪いではありません。
何を優先して考えるか? WHYか、HOWか?
そのスタートのちょっとだけの違いで、仕事の質は大きく変わるものです。
常に目的を考えて、仕事をするクセを持ちたいものです。