あなたは、自分の仕事をするときの感覚を間違えていませんか?
仮に、自分の感覚が間違えてたら、頑張れば頑張るほど、求められている成果からほど遠い結果になるかもしれません。
その昔、ボクは営業職の頃の話。
とてもやさしくしてくださったお客様がほとんどですが、中には出禁をくらったり、土下座をさせたられたり、「二度と来るな!」と塩を撒かれたり、いろいろな方がいらっしゃいました。
ただ、そうした厳しいお客様は、あえて厳しいことを言ってくださっているわけで、自分の仕事感覚の甘さや仕事の厳しさを教えてくださったことに本当に感謝しています。
よく覚えているのは、営業一年目のとき、とても温厚なお客様にこんなことを言われました。
突然「一生懸命やっているのはいいけど、もう注文は出さないね。」と。
そして、こう言われました。
「なんでかわかる?お前さ、時間に遅れたり、対応遅かったりするじゃん。そんなんだと心配になるから、仕事はお願いできないよ。」
確かに、自分は、ボクは遅刻をしたり、問合せを後回しにしてお客様から催促されたことが何度かあったんです。。。
そのとき、ボクは「遅刻は渋滞に巻き込まれたから自分のせいじゃないし。」とか、「問合せもらっても、こっちも忙しいから少しくらい待ってくれてるよね。」という感覚を持っていて、すべて自分の都合やペースで考えるヤバイやつでした。
それをお客様から指摘されて、注文もいただけなくなったことで猛省し、その日から必ずアポ15分前には到着するように段取りし、もし1秒でも遅れそうなときは事前に連絡して、問合せには1時間以内に何かしらの回答をして、進捗状況を報告するようにしました。
この感覚で普通にできている人もいますし、それが当たり前だと思いますが、ボクはできていなかったんです。
その感覚で仕事をしていると、その感覚がボクにとっても当たり前になり、その当たり前のことがお客様からの信頼につながり、多くの引き合いをいただけるようになった経験があります。
もし仮に気が付かないままなら、営業マンとして売上が上がらない原因を「商品が悪いから」とか、「価格が高いから」とか、自分の感覚ではない他の原因のせいにしていた可能性が高いです。
そう考えると、敢えてそういうことを指摘してくれたお客さまには感謝しかありません。
なので、ボクもそういう感覚を持つチームメンバーや業者さんには、キチンと伝えるようにしています。
ただ、これ、相手との関係性や言い方、タイミングによっては、好意的に受け止めてくれないこともあるので難しいですよね。
メンバーと面談をしていて、そういう感覚の伝えることも大切だなぁと改めて思った次第です。