意識せざるを得ない状況をつくっているか?

投稿者: | 2024年6月19日

人は、できていないことをできるようにするためには、まず意識をしないといけません。

 

例えば、姿勢。

自慢じゃありませんが、ボクは姿勢が悪いです。

なので、腰痛にもなるし、肩もこるし。

普段の生活でも、仕事中でも姿勢を良くするために「意識」をしないと、もともとの悪い姿勢になってしまいます。

良い姿勢は、意識をすればできるけど、無意識だと今まで慣れ親しんだ悪い姿勢になってしまいます。

一回だけ意識して、あとは無意識にできればいいのですが、そんなわけにもいきませんよね。

 

つまり、人は、無意識にしていることがほとんどで、無意識にできていないことは意識をして、無意識でもできるようにしないといけません。

そのことを実感するためによくやるのが、心理学でいう「カラーバス効果」。

「部屋の中を10秒見てください。」とした後、「赤いものは、何がありましたか?」と聞かれたらどうでしょう?みたいなもの

特に意識をしていないと、赤のものは目には入っていますが、ほとんど覚えていないのではないでしょう。

逆に、景色を見る前に「赤を意識して10秒見てください。」と言われれば、赤のものの情報は記憶に残っていると思います。

  

ただ、「意識をする」ことが大事なのはわかるけど、「意識をする」こと自体も言われないとできないもの。

姿勢も、「意識しきゃ」と思ってから3日くらいは意識できますが、1週間もすると意識をすることを忘れてしまい、結局悪い姿勢に戻ってしまいます。

う~ん、わかるとできるは大違い。

 

なので、「意識しよう」ではなく、「意識せざるを得ない状況」「意識をするための仕組み」が大切です。

姿勢を意識せざるを得ないように、デスクの目につくところに「姿勢!」と書いたメモを貼っておくとか、コルセットを巻くとか、スマホの待ち受けを姿勢の良い人の画像にしてみたり。

そういう工夫も、ちょっとすると気にもならない風景と化してしまう可能性が高いですが。

都度都度、意識せざるを得ない状況をつくり、意識をして、無意識にできるようになるようになりたいものです。