その「すごい!」は、具体的に何がすごいのか?

投稿者: | 2024年6月7日

仕事柄、ECサイトをよく見ます。

広告や検索結果、サイト内の挙動など、他の会社さんと比べて、自分たちはどうなのか、そんな比較をよくします。

それにしても、競合さんのサイトは、ホントすごいです。

ボクがベンチマークしているサイトは、日々改善がされていて、サイトの中の細かいデザインはもちろん、検索結果や広告の見え方も変えています。

それを見て「ああ、すごいなぁ」では終わらせないために、何をすればいいのか、そんなことを言語化しておきます。

 

まずは、ガワを要素を分解する。

「ああ、こんなことをして、すごいなぁ」と感じることは誰でもできます。

そこからが大事で、その「すごい」を分解して、「何がすごいのか?」を明確にしなければなりません。

サイトなら、画面上にどんな情報をどこに載せているのか、見やすいようにスタイリングされているのか、Googleの検索結果で表示される情報がわかりやすいのかなどなど、何がすごいのかを分解して、明確にすることが必要です。

  

次に、分解した「すごい」を自分たちと比べてみます。

その「すごい」を実現できている背景には、たくさんの失敗や工夫があり、それを垣間見ることができるわけで、「すごい」がさらに昇華して、「すごすぎる。。」となることもしばしば。

ガワで見える「すごい」は、実は掘り下げるとその会社の工夫の集積であり、上っ面だけマネできるようなものは少ないことに気が付かされます。

 

で、最後に必要なのは、そこに気が付けた後にどうするか?を考えて、アクションを起こすこと。

「すごいなぁ」を分解して、その裏側を掘り下げていくと、「そんなことまでやっているのか。。。」と愕然とすることもありますが、ここであきらめてはいけません。

そこから、自分たちは何ができるか? 何からすればいいのか? そのためにどうしたらいいのかを明確にすることが必要です。

ただ、何か一つやれば解決することはなく、さまざまなことをコツコツと積み重ねること以外に「すごい」に近づける方法は無いので、粛々と進めることのみが大切なんですね。