よくある社内調整を理解して先手を打てば、仕事はおもしろくなるかも。

投稿者: | 2024年5月22日

ついこの前まで、ベンチャーに出向していました。

今は元の組織に戻って仕事をしていますが、どちらが良くてどちらが悪いというわけではなく、意思決定をして、実際に動くまでの時間軸の違いを感じています。

組織が大きくなり、分業が進むと、関わる人が多くなるので、いわゆる社内調整に時間がかかります。

 

と、いったい社内調整とは何なのか、何に注意しなければならないのか、そんなことを3つの視点でまとめてみます。

 

まず、社内のルールを守らなければならない。

組織にはルールがあり、そのルールを守らなければなりません。

コーポレートガバナンスにもつながりますし、ルールを守らないで何か問題が起これば、場合によっては罰せられてしまいます。

例えば、発注先を決めるにも数社で相見積もりを取って関連部署で検討しなければいけませんし、相手先の信用調査や契約書の内容についても細かく決められているので、それはそれは時間がかかります。

何よりもまずルール優先なので仕方のないことですが、、、それはそれでシンドイときもあります。

 

次に、部署間の調整が必要。

何をするにしても、関連部署があるので、その部署との認識合わせをしなければなりません。

新しいことをするときは、仕入部門、物流部門、会計部門等と調整は必須、さらに販売チャネルが異なる営業部門間の価格や取引条件の調整は、困難を極めることもしばしば。

そうなると、そもそもの方向性を変えたり、時間がかかる場合がよくあります。

 

最後は、予算調整。

当然ですが、役職毎に使えるお金の承認の権限があります。

大きな金額になれば、社長や取締役会の承認が必要になり、関係する方々への根回しや、承認をもらえるタイミングが1カ月に1回しか無い場合もあるので、タイミングを逃すと2,3カ月かかる場合も。。。

そうなると、時間だけが過ぎていってしまうわけです。

 

ということで、良い悪いも、組織で仕事をする上では所与の条件なので、これにブーブー言うのではなく、それを踏まえて仕事を進める必要があるわけです。

仕事って、場所によってやり方や考え方も変わるもので、それを理解して先手先手を打つことにおもしろさを感じます。