ワタシの部署では、毎週30分だけのAI勉強会を開催しています。
「AIってすげ~」というのはわかりますが、何がすごいのか、自分たちにとってどんなすごいことがあるのかがよくわからないので、「まずは、怖がらずにAIとトモダチになろう!」というキャプテン翼の「サッカーボールとトモダチになろう」レベルから始めました。
当初は、「生成AIと言えばchatGPT」と思っていたワタシたちでしたが、今ではperplexityやら、claudeやリートンなど、いろいろな生成AIを知り、いろいろと試しています。
そんな勉強会を通して、実際の自分たちの仕事でAIを使いこなすためのコツがわかりました。
ポイントは、3つ。
一つ目、理想、現状、ギャップから課題を見つける。
AIとはあまり関係ないですが、AIを使うには、何かを指示しなければならず、何をしてもらいたいのかを明確にする必要があります。
chatGPTを開いたら、あとは勝手に自分の仕事を効率化してくれたり、業務がらくちんになることはありません。
そこで必要なのは、まず、そもそも自分たちにどんな課題があるのかを把握することです。
その課題は、理想と現状のギャップから生まれます。
では、ギャップはどうやって生まれるかというと、理想を描き、現状を把握していないといけないわけですね。
なので、AIを使う前に、理想、現状、ギャップを把握し、課題を明確にすることが大事。
ただ、それができなければ、それをchatGPTに聞いてみるのもアリです。
二つ目。
その課題を解決するために、生成AIを使って解決しようと試してみる。
これが重要。
例えば、webサイトの作成。
ボクはEC事業を管掌していますが、ページを作ってと言われたらチンプンカンプン。
HTMLとか、CSSは自分で書くことはできません。
でも、chatGPTを使うと、不思議、HTMLやCSSのソースコードを書いてくれて、それをペタッと貼るだけでページができてしまいます(ボクの指示があいまいなので、それなりのものしか作れませんが。)
これにはびっくり。
今までサイト制作会社やデザイナーに頼んでいたのが、頑張ればボクでもサクサク変えられるので、ABテストもできるし、ユーザーにより使いやすくできる時間が圧倒的に短くなるわけです。
そうなんですね、今までは、課題を解決する手段として、わかりそうな人に聞く、ネットで自分なりに調べてみるという選択肢しか頭に浮かばなかったのが、「生成AI」という選択肢を手に入れたわけで、それを選択することが増えたわけです。
そして、何かあればAIに聞いてみて、その糸口を探るようになりました。
それこそ、部下は上司よりAIを信じていることもありますし。。
三つ目。
現場でどんどん使って、AIの理解を深める。
生成AIにはいろいろありますし、日々進歩しています。
それらを現場でどんどん使うことで、それぞれのAIによって得意なことや苦手なことを理解できて、お願いしたことによって使い分けることができます。
さらに、自分たちの指示(プロンプト)も、指示を積み重ねることでより明確な指示ができるようになります。
ということで、自分たちでやっているAI勉強会での学びを全社へ広げて、現場でどんどん活用してもらい、さらには会社の外へも発信していこうと企んでいます。