選ばれる理由を決めていないと、新規事業はうまくいかない。

投稿者: | 2023年6月24日
選ばれる理由を決めていないと、新規事業はうまくいかない。

自分たちは、なぜ選ばれているのか?

それが、会社の強みを磨くヒントになります。

 

ボクの会社でも、これから先のために、事業を広げようと考えています。

カッコよく言うと、新規事業開発ってやつです。

それは、社会をもっと良くするために、今まで手が回せなかった領域に手を広げていきたいという想いを持ちつつ、ビジネスとして新しい領域に打って出てみたいという想いがあるからです。

 

では、新しい領域に打って出るときって何をすればいいのでしょう?

個人的には、選ばれる理由を考えてみることが良いと思っています。

世の中には、たくさんの商品やサービスがあります。

例えば、スーパーでの買い物。

どのお店に行ってもたくさんの商品が棚に並んでいて、その中から価格や容量、食品であれば鮮度や味などの優劣をつけながら、何を買うのか決定しています。

逆に言うと、手に取ってカゴに入れられた商品は、その人から選ばれる理由があったから購入されたわけですね。

事業開発には様々なアプローチがあると思いますが、個人的にはその選ばれる理由を考えてみることが必要だと思っています。

選ばれる理由は、お客さまの理由と、自分たちの考える理由と二つの側面があります。

マーケティングでもよくきく3C的な観点ですよね。

こうして書くと、その理由はさもすでに”ある”ように感じるかもしれません。

なので、いろいろと市場をリサーチしたり、お客さまにヒアリングしたり、すでにある競合の商品やサービスを調べたりして、探して見つけるようなイメージを持つかもしれません。

しかし、見つけるのではないんですね。

選ばれる理由は、自分たちで決めるものです。

お客さまが「安いから買うんだよね」と言われたからといって、自分たちの選ばれる理由を「安さ」にする必要はありません。

自分たちが「品質が良いから買われているんっだろう」と思っても、お客さまは「便利なところで売っているから買うんだよね」と言えば、それは選ばれる理由にはなっていないわけです。

何が言いたいかと言えば、選ばれる理由っていうのは、自分たちの中から見つけることもできるし、お客さまに聞く必要もあるけど、最終的には自分たちで決めることが大事だということです。

安さが選ばれる理由ならば、安くするための戦略を考えれば良いし、品質が選ばれる理由ならば、品質をとことん突き詰めればいいし、一番やっていはいけないのは、自分たちがキチンと選ばれる理由を決めていないことです。

もちろん、選ばれる理由はやっていく中で変えていっても良くて、ただ何となく「儲かりそうだから」とか、「人気がありそうだから」みたいな曖昧な感じで新規事業を始めても、うまくいことは無いでしょう。

なので、新規事業をするなら、まずは選ばれる理由をキッチリ決めることが大事だと思うわけです。

 

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